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KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

相棒 season9 第16話「監査対象 杉下右京」 

本日は相棒シーズン9第16話「監査対象 杉下右京」の感想です。


・監察室に杉下右京に対する匿名の告発状が届いた。
出張中の大河内首席監察官に代わり、監察官の栞は右京が捜査に関与しているある事件の調査に乗り出す。

その事件とはネット証券界の寵児であり最近脱税の噂もあった証券会社社長の金谷が、彼の持ち物であるマンションの一室で遺体で発見されたというもの。米沢が臨場要請された時偶然居合わせた右京と尊は共に現場へと向かう。
遺書が遺されていた事から自殺が疑われたが、現場の状況を見た右京は殺人事件である事を示唆する。

監察官の聴取を受けた米沢は右京のおかげで他殺の可能性を見出す事が出来たと右京をかばうが、栞の追及は中々手厳しい…。

伊丹、角田課長、右京の直接の部下である尊と聴取を続けた栞は、右京の捜査法が極めて違法性が高いと確信。
遂には本人の聴取を行うため、右京を監察室へ呼びだした。


・いまさら言うまでもない事ですが、右京さんの捜査方法は現実的にみると実はかなりやばい。

大きな権限を与えられている故に法に則った行動を求められる警察官が、捜査権もないのに捜査したり、人のかばんの中身を勝手に探ったり、本人の許可を得ないで指紋を採取というのはもってのほかの行動(←全部今回右京さんがやった事)。
もし、告発されればただでは済まない。

ただ「相棒」はあくまでフィクションだし、右京さんがなぜそのような行動とるのかはドラマを見続けている視聴者なら承知済み。お約束というやつ。
それをわかっていながらドラマの中の出来事に現実の尺度を持ちだし、あげつらうような事をするなら、その人は「野暮な奴」と思われても仕方がない。


兎に角、今回の相棒は前半結構イライラする場面が続く。

いかにも堅物そうな監察官・栞の聴取はいちいち正論なのだが、どうもあまりにも正論すぎて何となく反感を感じてしまう。これは自分が右京さんに肩入れしているせいもあるかもしれませんが、私が「野暮な奴」に野暮な指摘をされ続けているのと同じような感覚に陥ってしまっていたからなのかもしれない…。


それでも栞が尊に対して「現在警察上層部では庇護を失った右京を警察から追い出して特命係を潰そうという動きがある」ということをほのめかした時はさすがにドキリとしました。

だって、それはいかのもありそうな話。

警察の闇を暴く事を全く恐れない杉下右京は、闇を表ざたにしたくない者たちにとってはいかにもうっとおしい存在。
勿論、右京個人の力で組織に対して何ができるという訳ではありませんが、これを機会に警察からいなくなってくれれば心が休まると考える人間がいても決しておかしくない状況ではあります。


今回って今後の展開にもかかわりそうなそんなディープな話だったの??…と思ったのも束の間、監察官聴取で呼び出された右京本人の口によって驚愕の真実が明らかになります。

その内容に本当にびっくりしました。


・今回の監察官聴取が栞が仕掛けた罠であり、実は栞のために仕掛けられた罠でもあったというのが凄い。
最後の大河内登場のシーンは前半のイライラも相まって爽快感さえ感じてしまいました。

ただし、大河内や罠に協力した右京の心には重いものが残ったようですが…。


・自分がやった違法行為を棚に上げ、立場を利用して真相の追及を妨げようとし、あまつさえ事が発覚した後も自己弁護に終始した栞。
それに対して監察官聴取を受けた右京さんが自分の行った事を一切否定しなかったのが非常に対照的で印象に残りました。

自分のやってる事に対して逃げも隠れもしないという毅然とした態度の右京さん。
でももしこれが本当の告発文によって行われていた監察官聴取だったらどうなったんだろう…。

案外適正な調査で違法性を指摘されてしまったら、抵抗もせずあっさり認めてしまうんじゃないかなぁ…なんて思ってみたり。そうなったら今は懲戒免職を邪魔する人間もいないので、そこで「相棒」は終わってしまうかもしれない。(そんな終わり方は絶対勘弁だけど)

昔は薫とのコンビ解消の時が「相棒」の最終回と思っていましたが、最近は「右京さんが自分の意思で警察を退職する」時が「相棒」の最終回と考えている私…。


・今回は右京に関わる様々な人間が監察官聴取を受けましたが、その中で明らかになった伊丹の特命係に対するスタンスがかっこ良かった。

特命係はうっとおしい存在である事には間違いないけど、伊丹の中で最も重要なのは事件解決。
その事件解決のためならば例え右京が違法すれすれの手段で証拠をてにいれていたとしてもそれを捜査に利用する。

初期でこそ相容れない雰囲気のでしたが、最近の伊丹は特命係との付き合いも長くなって右京の事件に対する姿勢を知るせいなのか、特命係の捜査を取り込み利用する大人的なしたたかさが感じられます。


特命係の味方はしない。しかし積極的に敵にもならない。そんな伊丹の態度が本当にかっこ良かったです。


・角田課長が実は特命係を監視する立場だったという設定が久々に登場。
ただし本人は忘れてたけど(笑)


・結局、右京の捜査手法に一番厳しかったのは尊でした。ただ、尊がいちいち指摘する理由は狭量というよりは性分だと思う。


・放送開始二十分ぐらいまではどうなっちゃうんだろうと思っていましたが、終わってみれば非常に面白い回でした。


そして次回は…。

やったー!!
陣川君、でるーーーー!!!!


まさか今シーズン中にもう一度彼の姿を拝めるとは…。

今度は何をやらかすのか?予告を見ると女性がらみではないのか?

それにしたって(捜査1課の捜査員として)陣川が来るかもしれないと想像するだけでうんざりする芹沢君の顔を見ると否が応にも期待が高まる。

来週の放送が本当に楽しみです。


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