desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

『血界戦線 -Day In Day Out-』 

年に4度のお楽しみ!!
「ジャンプSQ.19」掲載の『血界戦線』最新作「Day In Day Out」の感想です!!

今回の内容は血界の眷族が登場したハードな前作とは打って変わって“日常編”。
職務を離れたライブラ構成員たちのある一日が描かれます。

ただし、主人公のクラウスは今回たった一コマしかでてきません。一応表紙は飾ってるけど後姿だけだし、出てきたコマも『血界』では毎度おなじみ『この物語はライブラ構成員たちの戦いと日常の記録である』の部分なので本編には全く絡まない…。

クラウスのファンとしては寂しい限り…。

そのかわりと言っては何ですが、今回スポットが当たるのは、今まで個人のエピソードが少なかったチェインとスティーブンです。


チェインもスティーブンも今まで仕事の描写が多く、それぞれクールだとか飄々としているとかといった印象はあったけど、まだまだ本当にどんな人物なのかは謎な部分がありましたが、今回は彼らの人柄がわかるエピソードがそれぞれ盛り込まれています。


・これまでのチェインはライブラのメンバーながら誰とも親しく慣れ合わない印象がありました。
スティーブン絡みでちょっと可愛らしい所も感じられましたが、それでもザップに向かって毒舌飛ばしてる姿がまず思い出されます。

付き合いの長そうなザップですらそれですから新入りで眼の能力以外は一般人なレオなんかは割りと相手にされてないような感じ。
今回レオはヤクザに絡まれて妹への仕送り入りの財布を盗られるという事件に巻き込まれてしまうのですが、その場に通りがかったチェインはレオを完全無視。そのことで仲間扱いされてないのかと感じたレオはかなりへこんでしまいます。

しかし、この後チェインは自力で財布を取り戻そうとして返り討ちにあったレオに変わり、「強い酒の飲み比べ」でヤクザと対決。
まんまと財布を(ついでにヤクザとその舎弟の財布も)せしめてしまったのです。


・何となくですが、チェインがレオを無視したのは彼がその異能力で自力で何とかできるだろうと思ったからのような気がします。
異界の住人ならまだしも、相手は外界から来たただの人間のヤクザ。他者の眼球を支配する能力を使えば危機は容易に脱出できたはずです。
しかし、レオにはこだわりがあって、妹の犠牲と引き換えに得た能力を自分のためだけに使うことに抵抗がある。
なら仲間に助けを求めるかというと、それが自分のヘマである以上そういうことはできない性格である事は「幻の幽霊車両を追え」の回でも明らか。
だから今回も自らパトリックの店で武器(スタンガン)を調達し、自力で財布も取り戻そうとしたのです。まあ、残念ながら失敗してるんですけど…。

多分チェインの事ですからこういったレオの効率的ではない行動は頭悪いと思ってるに違いない(クラウスにも似たような事言ってたし)。それでも、彼を助けるような行動をとったのは彼女は彼女なりにレオという人間を買ってるからなのかもしれません。
黙って助けたのも、レオのプライドに配慮しているのかも?

第一彼女の能力ならヤクザに気付かれずに財布をすり取ってレオに返す事もできたはず。
でもあえてそれをせずに、ヘルサレムズ・ロットの流儀でヤクザを叩きのめすようなやり方をしたのは、彼女なりにレオの仇をとったのかも?と、いうのはちょっと考え過ぎですかねー。でも、消える前にヤクザに向けた表情にそれを感じるような気がするんですが気のせいですかね?


・一方変わってスティーブンですが、まずはそのハイソな生活ぶりにびっくりします。
おぼっちゃまなクラウスは兎も角、レオやザップと生活レベルが違いすぎる…。

バーベキューができるぐらい広いテラス付きの高級アパートメントに住み、通いのハウスキーパーさんも雇っている。
休日には、身分も地位もある友人たちと自宅でパーティーを開いたりなんかする、陳腐な例えで恐縮ですが、よく働き、よく遊ぶ、ニューヨークにオフィスを構える超優良企業の独身ビジネスマンといった雰囲気の生活…(この世界のニューヨークは消滅してるけど)。

しかし、今回彼はその自宅で敵の襲撃を受けてしまいました。


・襲撃犯たちは巧みにスティーブンの身辺に近付き交友関係を結び、そのすべての“友人たち”が集まるパーティーの場で彼を拉致する計画を立てていました。目的は、彼の持つライブラとその構成員たちの情報。スティーブンが大人しく従えば好し、例え抵抗しても死体にして直接脳から情報を引き出すという恐ろしい計画です。

たくさんの銃口を向けられ究極のピンチに陥るスティーブン。しかし、彼もまたライブラのメンバーでした。

襲撃犯の想像を上回る能力で事前に事を察知したスティーブンは、銃を向けられた状態から反撃。スティーブンの技で凍らされた襲撃犯たちは彼の抱えている私設部隊の手にかかり、闇へと連れ去られました。
私設部隊の姿を目撃した襲撃犯にスティーブンが言った「これから君たちに起こるような事を我がリーダーは絶対に許さない」という言葉から察するに彼らの運命は絶望的なものと想像されます。スティーブンは自らの裁量で事件を「無かったこと」にしてしまったのです…。


・かつて同じライブラの同僚であるK・Kはスティーブンを評して「腹黒い」と言っていた事がありましたが、彼女はスティーブンの人当たりの良さの裏にある「顔」を何か分からないまでも感じとってそう現したのでしょうか。あるいは、ライブラに来る前の彼をよく知ってるのか…。
確かに今回のエピソードは彼の隠し持つ「冷たさ」を表しているかもしれません。

でも、だからと言って彼が完全な「冷血漢」かといえばそうでは無い事も、今回のお話でわかります。

彼らはスティーブンにとって、銃口を向けられるまでは間違いなく「友人」でした。
恐らく日々緊張を強いられるライブラの仕事の合間に知り合った彼らとの交友は、スティーブンにとって気の許せる大切な瞬間。だからこそ楽しげにパーティーの準備をし、次のパーティーの予定まで心にあったのでしょう。

心を許せる相手だった彼らの裏切りはスティーブンの心に相当のダメージを与えたようです。

“パーティー”が終わり、一人夜風に当たりながらかつての友人たちの顔を思い出していたスティーブンは、次のように一人自嘲します。

『……そうか 俺 はしゃぎすぎてたんだ』


もし彼が冷たいだけの人間なら、かつて友達だったとしても自分と組織の秘密を狙う彼らのことなど忘れ去ってしまってもかまわないはず。
しかし、友人を思い出しため息つきながら何が悪かったのか考えてるスティーブンには、人並みに傷つきやすい心が感じられます。

またその後、彼が雇っているハウスキーパーであるヴェデッド母子とのやり取りで、スティーブンは少し浮上します。何気ない出来事で癒しを得られるのもまた、人らしいと言えるかもしれません。

まあ、今後も普段はあの掴みどころのない「腹黒男」であり続けるんでしょうが…。


スティーブンは初登場のころから気になるキャラで、好きなキャラではありましたが、今回のエピソードでますます好きになりましたよ。冷酷に振る舞える癖に何となくダークさに徹しきれないところが、また彼の魅力なのかもしれません。


・そんな訳で、今回のお話はチェイン、スティーブン、レオの魅力が如何なく発揮されているストーリーとなっておりました。




………えっ?ザップ。



奴への評価はある意味急降下ですよ(笑)

まさかあれほどダメ街道を突っ走ってしまうとは!!!
いや、ザップらしいと言えばザップらしいんだけど、何かもうアホさ加減がとどまる事を知りません!!
これじゃあ女性ファンが減るんじゃなかろうか…。(私は妙に受けてしまったけど)


次回はかっこいい活躍ができるといいですね♪

あと、やっぱりクラウスがいないと寂しいので次回はお願いします。先生(泣)
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漫画家・内藤泰弘さんファンのKUROがお送りする趣味に関することを色々書いているブログです。不定期更新。

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『血界戦線』は次回掲載までに更新が目標です。

※現在更新停滞ぎみです…。アニメ『血界戦線』第2期までには調子を戻したい…

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