desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

「劇場版トライガン Badlands Rumble」の感想(のようなもの) 

なんかもう、自分の中で盛り上がりすぎて今更のような気もするのですが、本日は「劇場版トライガン」の感想。

一応、映画の内容に触れておりますので未見のの方はご注意ください。


【ストーリー】

物語の舞台は、地球を飛び出した人類が住まう岩と砂に覆われた辺境の惑星。

人々は厳しい環境下でプラントと呼ばれる生体機械に生み出されるエネルギーに寄ることで何とか生活を営む事ができている。またそこは、地球の西部開拓時代さながらのアウトローたちと賞金稼ぎたちが闊歩する無法の世界だった。

そんな惑星で、まことしやかに語られているのが、紅いコートを着た超絶技巧のガンマンの噂。
都市一つを灰に変えた、破格の600億$$の賞金首。人間台風とも呼ばれる、人類初の局地災害指定された男。
奴の通った後はペンペン草も残らぬと言われた男の名は、ヴァッシュ・ザ・スタンピードと言った…。


周辺を流砂で囲まれた街・マッカシティに多くの賞金稼ぎたちが集結しつつあった。
希代の大強盗ガスバックが街を襲うという噂が流れ、町の有力者であるケプラーが彼らを集めたのだった。
ベルナルデリ保険協会の調査員メリルとミリィは街のシンボルである銅像にかけられた保険査定のために街を訪れるが、賞金稼ぎたちの中にヴァッシュ・ザ・スタンピードの姿を見つけてしまう。

これから起こる騒動を想定し、なんとかヴァッシュの追い出しにかかるメリルだが、ヴァッシュは涼しい顔。
それどころか同じサンドスチームに同乗していた女賞金稼ぎアメリアにちょっかいをかけている。
メリルはただの観光で訪れたというヴァッシュの言葉を疑うが真相はわからないまま夜は更けていく…。

やがて噂通りガスバック一味が襲撃を開始!!
その中には何故かヴァッシュやメリルたちとは顔なじみの巡回牧師ウルフウッドがいた…

・連載終了から2年経ってのまさかのアニメ。しかも映画化。
コミック最終巻の帯に情報が乗った時も喜ぶと同時に本当にやるんだろうか?とも思いました。

結局、企画自体は連載中に出ていてもろもろの事情で今になったというのが真相だったみたいですが、ほんと今(しかも映画館の
スクリーンで)動くヴァッシュや牧師や保険屋さん達が観れるとは思ってもみませんでした。

スクリーンで観てようやく実感が湧いてきた(笑)

・ストーリーは完全オリジナル。
原作の中に入る話というよりは、設定もろもろを考えるとアニメ版のエピソードの一つといった感じの内容。

テレビアニメの内容で言うと、原作にないオリジナルだった1~3話や、クイックドロー大会の話のような感じです。
そこにドラマはあるんだけど、気楽に観てられるような雰囲気で、凄くベタな話だとも言えるけど、全く原作やアニメを観たことが
無い人が観ても楽しめる作りになっています。
(だから作中に世界観や、ヴァッシュとウルフウッドや保険屋さんたちの関係等の説明はほぼ無い。ヴァッシュとプラントの関係や、ヴァッシュが20年後と全く変わらない姿で現れたわけの説明などは無し。そのあたりに拘らなくてもわかる話にはなっている)

もちろん、原作知ってると楽しさ倍。
いや、むしろ映画観て興味を持ったら原作やアニメ観てください!!って言う感じ(笑)


・ヴァッシュもウルフウッドも保険屋さんたちも。昔のアニメの雰囲気と全然かわらん!!
声優さんたちの演技も!!

結構年月がたった後のアニメ化だと昔と演じている声優さんが違うという事が多いですが、今回レギュラーキャラクターたちの演者さんたちは昔の方たちのまんま。

特に、ヴァッシュ演じる小野坂昌也さんが昔のイメージのまんまのヴァッシュを演じてらっしゃったんでめちゃめちゃ嬉しかった~。
やっぱ大好きです!!小野坂さん。

・今回登場のオリジナルキャラクター、大強盗のガスバックと女賞金稼ぎのアメリアですが、予告編の印象と本編の印象が全然違ったので随分驚きました。

まずガスバックは故・郷里大輔さんが多く演じていたような力のみで押してくる悪党といったイメージだったんですが、実際は大悪党なんだけど妙に一本筋が通ってて何となく憎めないところがある男。
原作で言うところのブリリアント・ダイナマイツ・ネオンみたいなタイプ。

そして、アメリアは外見通りのクールビューティーなのかと思いきや、基本クールに振る舞うものの、ヴァッシュに触られて全身消毒するは、酒場で酔っぱらって喧嘩するは、大嫌いなヴァッシュにおんぶで運ばれた上にゲロするはと、クールに徹しきれない素顔がチラリチラリと垣間見える。ああ、この子無法者たちの世界で生きてくために無理やり大人になったんだなぁという雰囲気。


・今回の映画のストーリーはガスバックとアメリアの因縁の物語。

しかも、ヴァッシュが20年前ガスバックの命を助けるという賽を投げてしまったがゆえに生じてしまった因縁。
いつもだといつの間にか何となく巻き込まれる事の多いヴァッシュですが、今回は投げたサイコロの行方を、そして結果を追うようにマッカシティに現れる。

・ヴァッシュの殺さない、殺させないという信念は、時に思わぬ不幸をもたらす事があります。
アメリアの言うとおりヴァッシュが助けた命が別の命を奪う事も時にはある。ひどい目にあった人間からすれば、ヴァッシュのやっている事はきれい事の自己満足に過ぎないと思うかもしれません。

しかし、ヴァッシュは自分のやったことの結果から目をそらすことは決してない。

だからこそ自らの身の危険も顧みず銃弾の前に身をさらし続ける。
それを続けていれば何かが変わるのではないかというように。

ヴァッシュの生きざまはやがてかたくなだったアメリアの気持ちを変え、ガスバックとの因縁の決着の付け方も最初とは違うものに変化する。

ヴァッシュの投げたサイコロが人を傷つけるばかりではないという結末。
やっぱりこの手の映画はハッピーエンドに限ります。結局、誰も誰かを殺さずに済んだというのがいいですね。


・今回の見どころは全部!!とファンの私は言ってしまうんですが(笑)、好きなシーンはめっちゃごちゃごちゃしてる酒場のシーンと、ウルフウッドが宿の冷蔵庫ぼこぼこにしたとこと、最後のガスバックとの対決。

一つ目はあの星のごちゃごちゃでいざこざな日々を端的に表してるよな~、というシーン。
作中に出てくる保安官のセリフではありませんが、(トライガンは)こうでなくっちゃ!!ヴァッシュの登場にキレそうなメリルとヴァッシュのやり取りも面白いです。

二つ目は、ヴァッシュが死んだと思ったウルフウッドが冷蔵庫をぼこぼこにしてしまうところ。
決して普段表に出るものではありませんが、ヴァッシュに対するウルフウッドの友情が感じられるシーン。

三つ目は誰が何と言ってもこの作品の見どころ。
ヴァッシュとウルフウッドのやりとりも好きだし、あっという間についてしまう決着も好き。
この銃弾飛び交う作品で、ヴァッシュは結局ガスバックに対してたった12発撃っただけで決着をつけてしまう。
ヴァッシュの超絶技巧が発揮されてるシーン。


でも、一番わくわくしてしまったのは、実はパニッシャーが出てきたとこだったりする(全くの余談ですが、実は原作読んでて一番始めに心を鷲掴みにされたのはマキシマムのパニッシャーが出てきたシーンだった…)


・という訳で、劇場版トライガンは見どころ満載な映画でした。

どうしても上映館は少ないので観れる人は少ないとは思いますが、もし観れるチャンスがあるファンなら是非見てほしい。そして、特にファンじゃなくても面白いアニメなので、興味を感じたら一度見ていただきたい映画です。

私もできたらもう一回ぐらい観たいけど、ちょっとこれからは時間的に無理っぽいので、DVD化したら是非とも購入してまた楽しみたいと思います!!

あと、最後になりましたが、アワーズ5,6月号に掲載されていた番外編は一見関係ないようですが、本当に映画の番外編です。
その意味は最後の最後まで観ればどういう意味かわかります。先にアワーズ読んでた方はにやりとすること請け合い。

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[ 2010/05/03 23:42 ] 内藤泰弘 | TB(0) | CM(2)


コメントありがとうございます!
映画あまりお気に召さなかったようで何だか残念です(^^;

私はあのむやみやたらにB級を狙ったドタバタ感とか、ヴァッシュの葛藤と答えの出し方とか、ヴァッシュがたった12発で戦闘終わらせるところとか、いかにも『TRIGUN』だなーと思ったんですけどね~。
ストーリーは王道でしたが、アニメ放送から12年もたってるのに今の制作スタッフがあのノリが再現できてんだから御の字だなって。
タイトルの「Badlands Rumble」も(超意訳ですが)「無法の地の大立ち回り」ってな感じの意味だと思うので内容にもあってると思うし。

ただ、捉え方は人それぞれ違うし求めるものも違うから仕方がないのかもしれませんね…
[ 2015/06/18 22:15 ] [ 編集 ]


原作ファンではあるんですが嫌な予感に箸が進まず5年経った今さら観てみました。
僕の評価としては5点満点中の2点でした。
人物背景がほぼ原作・TV版共にあった「バドラド団のネオン」と「死神ボストーク」を合わせただけで、既視感から展開が簡単に予想出来てしまった。
一番驚くべきクライマックスもたぶん殆どの人はかなり序盤に勘付き「あぁやっぱり」と感じただろう。
そしてバトルシーンはハデに動き回るのかと思ったが、避けなくても敵の弾はピュンピュン外れ、静止状態からズドンな感じで2015年現在でいうと「艦これ」な戦闘で非常にガッカリした。

タイトルに「バドラド」が入ってるのにバドラド団は出ないのね。

その中でアメリアのキャラの良さとモブも丁寧に動いてた映像関係には加点。
[ 2015/06/18 12:53 ] [ 編集 ]
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