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KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

『特殊防諜班 連続誘拐』/今野敏 

特殊防諜班 連続誘拐 (講談社文庫)特殊防諜班 連続誘拐 (講談社文庫)
(2008/12/12)
今野 敏

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【あらすじ】
宗教団体の教祖が次々と誘拐される事件が発生。教祖たちは数日して解放されるが、その間のことを一切何も覚えていない。しかし、雷光教団の東田夢妙斎のみが無事帰ってこなかった…。
「首相の代理人」として調査に当たった元自衛官の真田は、誘拐事件の中に隠された陰謀と、古代から受け継がれた血脈について知ることになる。



伝奇小説。もう20年ぐらい前の作品『新人類戦線』の改題です。

新興宗教教祖誘拐事件から端を発した陰謀。かつて失われたはずの超人たちの血脈を巡る戦いが描かれます。

読む前は超能力合戦のトンデモ系を想像しながら読み始めたんですが、中身は意外と堅実。
「首相の代理人」として一個人で政府機関の全ての能力を使用できる権限を持つ真田武男は、戦車部隊をたった一人で制圧できる能力を持っているという触れ込みながら、ごくごく普通の人間。
知能・戦闘能力は高くても実戦経験は少ないので、モサドの工作員ザミルに結構簡単に制圧されてしまったりしてしまいます。ピンチに陥る回数も結構多い。

また、この作品において「超能力」とは、大自然と融和する力だったり、迷える人々を導く力だったりするようで、唯一雷光教団に危機を告げに来た恵理が予知能力を発揮するのですが、自分のイメージに近い超能力者は彼女ぐらい。

バリバリの超能力バトルものを期待すると肩すかしを食らうことになるかも知れません。

でも、個人的には超人ばかりが活躍する伝奇ものより、等身大の生身の人間が大きな何かに前向きに立ち向かう姿を描いた作品の方が好きなので私はかなり楽しく読むことができました。(今野作品の殆どに言えることですが…)
ただ、真田にはかつて山中に捨てられていたという生い立ちがあるので、彼が失われた血脈を継いでいてこれから何かしらの能力が開花する展開にはなるかも知れません。

敵が終盤でバタバタと片づいた印象がありますが、これが長い物語の冒頭にあたるので仕方がないのかも。
今作で不思議な友情に結ばれたザミルが今後出てくるのか?また、真田の上司の早乙女が活躍する予知はあるのか?(真田の唯一の仕事上の上司であり相棒で、結構良さそうなキャラクターなんですが今回は余り出番無し…)

時間出たら是非読んでみたいです。
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[ 2009/02/11 15:00 ] 本のこと | TB(0) | CM(0)
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