desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

警視庁神南署/今野敏 

神南署安積班 (ハルキ文庫)

季節はもうすっかり夏。
だと言うのに久々の安積班シリーズの感想。笑わば笑え!!まだ続ける気はあるんです(笑)

ちなみに前回の更新はこちら。もう遠い昔ですね(^^;

あらすじ
ほんの出来心から公園のカップルをのぞき見した銀行員が、若者たちに襲撃された。所轄の神南署刑事課・安積班が捜査をはじめるが、しばらくして男は被害届を取り下げてしまう。それから数日後銀行員を襲ったグループが謎の襲撃を受ける。

更に数日後、神南所管内の公園でヤクザが殺害された。偶然にも銀行員を襲撃した青年に容疑がかかるが安積は疑問を抱く。

『蓬莱』、『イコン』と臨海署から神南署に異動した安積班の活躍を描いた作品はありましたが、その2作はどちらかといえば外伝的。
ここからが安積たちの新たな活躍が描かれます。

酔った後の出来心から夜中の公園で睦み合うカップルをのぞき見していた男がチーマー達に襲撃される。
腹立ちから被害届を提出するが、飲み屋で会った男の言うとおりにして被害届を取り下げてしまう。しかしその出会った男がとんでも無い男で…

ありがちと言えばありがちな事件から始まっているが、実は男が襲撃される前から既にある事件に巻き込まれている、という少しひねりのかかった事件です。

臨海署時代の物語から事件に使われたトリックそのものよりも人間を描くことに重点を置かれている安積班シリーズですが、それが『蓬莱』『イコン』を通して更に磨きがかかった印象を受けます。

刑事側からの視点だけでなく、巻き込まれた男の側からの視点も加えられておりより多角に物語を楽しめるようになっているし、そして若者に対する視点が相変わらず好感がもてます。

ただ悪い人間を悪いと断罪するだけではなく、きっかけがあれば変わっていけるのかも知れないと思わせたり、また、大人世代がしっかりしなければいけないと思わされる。確かに本の中の出来事。現実ではきれい事かも知れませんが、こういう物語がストレートに書く作家がいることに何となく安心感を感じます。悪い奴がいっぱい出てくる小説ばっかり読んでるときは特に…(^^;


ミーハーな視点からだと、今回も速水さんが活躍してくれます!!
普段の仕事柄暴走する若い世代に対して詳しい速水が捜査に加わります。相変わらず安積達の仕事を面白がってるような気がしますが…。

あと、ひき逃げ班はドリフトして捕まえるもんじゃ無いと思います(笑)

それと光るのが終盤の村雨の活躍。
新設署として割を食うことの多い神南署ですが、彼の機転が犯人を落とす決めてとなります。
それにしても、警視庁の若手刑事にまで説教喰らわすとはさすが村雨。
たとえその場限りのよその人間でも頼りなければ渇を入れてしまうというのがなんとも村雨らしい。

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[ 2008/07/27 10:36 ] 安積班シリーズ | TB(0) | CM(0)
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