FC2ブログ

desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

今月のトライガン(2007年4月) 

最終回直前!!の感想です
いろいろ長々とは書いてはいますが、言いたいことはただ一言だけ。

「ここまで付いてきてよかった~」

です。



今月号でついに150年に渡って続いてきた兄弟の対立に決着がついたのですが、今は「トライガン」を読み始めた当初は想像できなかった、ナイブズに対する印象の変化に少し驚いています。

と、いうのもストーリー序盤のナイブズの印象といえば、傲慢で、人間という“下等生物を本能のおもむくまま大量虐殺するいわば「狂人」めいた人物でした。
ヴァッシュ自身も「奴を冥土に送るために生きながらえてきた」というような事を言ってるぐらいで、これはもう掛け値なしの「悪」のキャラクターだと思っていました。変な仮面かぶってたりしたし(笑)

しかし、物語が進んでいくとナイブズの印象がガラリと変わってきます。
ナイブズにはナイブズなりの「人間殲滅」を志した理由があり、プラントの立場に立つならば確かに、人間が「悪」だと言われても仕方がない状況でした。
ナイブズの行った行為は極端ではありますが、全くわけが分からないわけではありません。
(特に12巻のヴァッシュと対峙しているときのナイブズのセリフや表情は、私にとって彼の「情」を感じる印象的な場面です)

確かにその極端さから、ナイブズは狂気をまとったキャラとも言えるのですが、その根っこの部分はあくまで純粋であり、冷静で、客観的な視点を持てないキャラクターではないのです。

だからナイブズ自身はプラント達が去った時点で、自分の戦いが終わってしまったことを理解してます。それでも今月号でヴァッシュと戦うことを止めなかったのは、「死」を望んだためでした。


「死」
今までのナイブズには全く考えられない(似合わない)言葉です。
プラントが不死でないことは、これまでで充分わかっていることですが、それでもナイブズが自らこれを願う日が来るとは思っても見ませんでした。

しかし、ナイブズというキャラクターを知っている今では、理解できないことではありません。

ナイブズもヴァッシュと同じく、自分の信念に基づいて150年間を生きてきた人物だったと思います。
ヴァッシュが命を大切に思い「殺さず」を貫いてきたように、ナイブズも同胞達を守るために戦い続けてきたのです。
だからこそ今までのことを後悔したからといって、簡単に自分を曲げることはできません。
時間は戻せず、今までやって来たことを無しにすることもできない以上、ナイブズは自分の「死」しかこの150年に決着をつける術は無いと考えたようです。

しかし望む相手が悪かった(笑)

あのヴァッシュ・ザ・スタンピードがそんな望みを叶えるわけがありません!

ヴァッシュは最後の最後まで自分の信念を貫き、大墜落の最中、良く聞こえないまま交わしたレムとの「ナイブズを孤独にしない」という約束を果たします。

思い出してみれば、記憶を取り戻して以降のヴァッシュは問答無用で復讐するためでなく、ナイブズの凶行を止めるために戦っていました。全く理解を示そうとしないナイブズに、それでも話し続けたのも、完全な孤独を招かないためだったのかもしれません。
深読みすれば、相討ちも辞さなかったのも彼を独りで逝かさない覚悟だったのかも(って、これは流石に考えすぎですね)


何はともあれ、ナイブズは生き残りました。
この兄弟対決の結末は私にとっては、望みうる最高の結末だったように感じます。

アニメ版を先に見ていたので、ヴァッシュがナイブズをうち負かして終わるという結末を使わないとしたらどんな結末があるだろうと考えていました。
私が結末を考えると、どうしても相討ちしか思い浮かばなくて…。それを思うと最後を読むのが怖いなと思ってたのです。

でも、読み終わった今、毎月アワーズ買ってて良かったなと心底思っております。

大ゴマや見開きを多用した迫力ある画面に、ガンアクション漫画なのに銃対剣の超接近戦という内藤テイスト溢れるアクションも充分楽しめましたし(特に112Pからのセリフ無し、見開き2回で描かれる撃ち合いは息をのみました)、ナイブズを狙ったクロニカの猛攻から2人がその場を逃れるまでの流れはこの兄弟対決の集大成だったと思います。
怒り狂ったクロニカを止めたのがリヴィオで、その後の為された演出にも大いに泣かされました。成長したなぁ、リヴィオ…

そしてまさか、最後の最後でナイブズをこんなに愛おしく感じるとは思っても見ませんでした。
レガートは最後まで怖かったのに(笑)

次回はとうとう最終回。
読んだらどんなもんが来てもやっぱり泣いてしまうんだろうなとは思いますが、もう読むのが怖いと言うことはありません。
内藤先生ならヴァッシュを約束を守れない男にしないと信じてますv

5月号の発売まであと5日。楽しみに待ちたいと思います。
関連記事
スポンサーサイト







この記事をリンクする?:


[ 2007/03/25 09:44 ] 内藤泰弘 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

KURO

Author:KURO
漫画家・内藤泰弘さんファンのKUROがお送りする趣味に関することを色々書いているブログです。不定期更新。

主に「ジャンプSQ.」「ジャンプSQ.クラウン」掲載の『血界戦線』の感想で構成されています。

『血界戦線』は次回掲載までに更新が目標です。

※現在更新停滞ぎみです…。アニメ『血界戦線』第2期までには調子を戻したい…

コメント、ブログ拍手ありがとうございます。
返信はかなり遅いので、ご了承ください。

image2.jpg

twitterやってます。
http://twitter.com/kuro_no

月別アーカイブ