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KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

『血界戦線&BEYOND』 第12話「妖眼幻視行・後編」 

・とうとうこれを書く日が来てしまった…。

『血界戦線&BEYOND』 第12話「妖眼幻視行・後編」の感想のようなものです。


・このブログでも何度か書いてたかと思いますが、わたくし本当に「最終回」の感想を書くのが苦手です。

ましてや大好きな作品だったならば余計に。

何だかここで感想を書いてしまうと、本当に終わっちゃったんだ…とひしひしと実感してしまって一気に寂しい気分になるのですよね。
その作品を楽しんだ事が消えてなくなってしまうわけでもないのに…。
我ながら変な性分だと思います(^^;

とはいえ、ここで感想を書かずに終わるのも何となく締まらない。
更に年を越させてしまうのも忍びない。

そんなわけで、ぼちぼちと感想書いてみようと思います。
今まで以上にまとまりの無いことを書き綴っていくかと思いますがご容赦頂ければ幸いです。


・前編を観たときは、最終回だし話を大きく変えてくる可能性もあるかな…なんて思っていましたが、蓋を開けてみたら比較的原作に忠実な内容。
勿論全ての展開を入れ込むことは時間的に難しいので削られた場面というのもあるのですが、話の流れそのものは原作通りだったと思います。

ただアニメ版「妖眼幻視行」が原作と違うのは第一期を経て作られた物語であること。

かつて深い失意を抱き、それでも諦めきれなくて魔都にきたレオはそこで偶然出会った「世界の均衡守る」と標榜する組織の人々と過ごす事で失いかけていた自分の中の「光」を取り戻し、更にはクラウスから貰った「光」でもって街でできた友人たちを救いました。

その経験を経ているレオはそれなりに強いです。

大きなトラブルに巻き込まれてもただ守られているだけではなく、街で身を守る強かな処世術も身に付け、それでいて人を傷付けることを嫌う心や、仲間や友人といった他人のために怒れる真っ直ぐさも失っていない。
まさに「世界の均衡を守る」と標榜する秘密結社の一員に相応しい青年に成長しています。

そんなレオでも自分の勇気の無さから妹を守れなかったという事実は、未だに拭いきれない負い目として彼の心にのしかかり続けている。
その事は二期の作中でも「あの場面」が夢や回想でフラッシュバックするかのように描かれた事で察することができます。

レオが抱え続けてきた「妹を守れなかった」という苦しみ。
カミモヅの登場はシチュエーションの違いこそあれあの時の再来です。

それに直面したレオは今度こそ妹を守るために戦いを始めるのですが、この対決シーンには原作以上に彼がヘルサレムズ・ロット、ひいてはライブラで過ごしてきた日々で得てきた“重み”のようなものが乗せられているように感じました。

それを一番感じたのは、ミシェーラを危険から遠ざけるように一歩一歩、まるでクラウスがくれた言葉を体現するかのように力強く歩を進め、最終的にはガミモヅをガラスにヒビが入るぐらいに押し出したシーンです。
その一歩を踏み出させたのはレオがこれまで培ってきた経験。

そのシーンが描かれる前に過去の回想が走馬灯のように挿入されたことがその事を強調しているように思えました。

また、レオの仲間との繋がりの強さについても原作以上に強調されていたように感じました。

二期目は一期目で描かれてこなかった個人エピソードを中心に展開しましたが、その中でも「彼らのチームワークや仲の良さ」が伝わるような描かれ方が特にされてきたように見受けられました。

その描写がこの最終回に生かされ、仲間が現れたときの、涙をこぼしながらも笑みを浮かべるというレオの表情に繋がったように思います。

レオは仲間が必ず駆けつけるこの瞬間が来ることを心から信じていたんだと…。


・原作にあったクラウスが技名も叫ばないでガミモヅを殴る(スティーブンたちはその状況に唖然とする)も見たかったんですが、アニメの展開もレオを傷つけられた怒りが現れているようであれはあれでありだったように思う。

何にしろ一瞬のシーンなんですが絵的には凄いシーンに仕上がってたように思いました。


・原作とのレオの経験値と仲間(クラウス)との関係の違いは病院のシーンにも現れている。

一期最終話を経ているレオは単なるライブラの協力者では無く、クラウスとは対等な「仲間」の関係にある。
だからこそ台詞のほとんどは同じでもその言葉のなかに込められているニュアンスは原作と少し違うものになっているように感じる。

原作では心に重荷を背負うレオを解放するような雰囲気がありましたが、アニメでは“仲間”であるクラウスがレオの背負うものを少しでも軽くするように言葉をかけ、その上でライブラのリーダーとして彼を労う言葉をかけているように聞こえる。

「これからもよろしく頼む」という言葉は頼りにしている「仲間」であるからこそかける言葉。
それにレオが力強く返事する辺りにも二人の繋がりの強さが現れているように思いました。


・全てが終わり、レオには「日常」が戻ってきました。
どこかで見たようなシチュエーションが登場したり、第一話のアバンを再現するような展開で締めるのは如何にも今回の話に相応しいような気がします。
ちょっと『トライガン』の原作最終回を思い出してしまいました…。

(あと、ホワイトらしき蝶が随所に現れたり、おそらくレオの身に起こる事を予感して思わず街にやってきたブラックがラストで登場したのも、兄妹が今もレオを大切に思っている事が感じられて一期から見続けてきた人間としては嬉しかった部分でした。)

ヘルサレムズ・ロットという異常こそが日常の街で、レオとライブラの仲間たちの日々はこれからも続いていくのです…よね。

始まった当初は激烈なインパクトがあった一期目のあとなのでどうなるんだろうと思っていましたが、原作を再現しつつ一期目の内容もきちんと生かされていて終わってみれば心配は杞憂だったなーと感じるアニメ化でした。


まあ、あのシーンやこのシーンも見たかったな…というのは無いわけではありませんが…。
でもアニメで加えられたシーンもあったりして(特にソニック関連!!)それはそれで楽しかったです。


・何だかあっという間の12話でした。
もう終わりなんだ…終わっちゃったんだと日が経つにつれかなり寂しくなってます。

見たかったエピソードは大半描かれましたが、クラウスの活躍するエピソードが少なかったのは少し残念でしたがそれは、まあ、今後のお楽しみという事で(笑)

原作はまだまだ続いていますしこれからを期待したいところです。
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テーマ : 血界戦線 - ジャンル : アニメ・コミック



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