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KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

『血界戦線&BEYOND』 第10話「BRATATAT MOM」 

・『血界戦線&BEYOND』 第10話「BRATATAT MOM」の感想のようなものです。

・出身地、年齢、本名、非公開。ライブラ随一の銃使いであり、「血弾格闘術(ブラッド・バレットアーツ)」の使い手であるK・K。
ライブラの中核メンバーの一人として忙しく飛び回る彼女はまた、愛する二児の母親と言う顔も持っていた。

なかなか子どもたちに時間を割く事が出来ないが、それでも次男のケインの授業参観には必ず行くという約束をする。しかし、運悪くその日がスティーブン達との大規模な犯罪組織壊滅作戦の決行日と重なってしまった。
K・Kはなんとか許しを請うものの、何度も破られてしまう約束にケインは今度ばかりは聞き入れない。

何としても約束を果たしたいK・Kはパトリックに頼み、大枚をはたいて作り出した「遠隔操作式狙撃システム」と「無人ヘリ」いう手段で問題をクリアして、作戦を決行しながら授業参観にも行く事に成功。全ては順調に見えたが、スティーブン達の前に組織が雇った血界の眷族(ブラッド・ブリード)の用心棒が立ち塞がる。

・今回は非公開事項多き(笑)美女、ライブラ随一のガンマンK・Kがメインのお話。

ライブラの主要メンバーとしてのK・Kの仕事上での有能さ、頼もしさについてはリーダーのクラウスが「世界と世界のゲーム」でドン・アルルエルに面会した際、彼女をわざわざ連れて行った事でも察せられますが(『B2B』の「ミッドナイトブルー」でも「極限の14日間」にK・Kを帯同している)、彼女はもう一つ無くてはならない顔を持っている。

それは人の親であること。

その顔を見せている時のK・Kはその持ち前の有能さは嘘のように影を潜め、時に仕事と約束との間で板挟みになって悩み、子供の一挙手一投足に涙ぐみながらも、子供たちを本当に心の底から愛しているどこにでもいる一人の母親なのである。

「BRATATAT MOM」はあくまで展開はコミカルながら、仕事を抱える母親の誰もが持ってる共通の悩みを描いている。
原作を読んだ時も非常に共感したお話だったのですがそれはアニメになっても変わりません。

ケインと交わした必ず授業参観に行く、という約束は他人からすればたわいもない「約束」なのかもしれませんが、K・Kにとっては重大事。それは世界を守る仕事と同じぐらい大切なこと。
だからこそ遠隔操作で攻撃するという、一見、無茶苦茶な手段にも出るのです(あの授業参観の和やかな空気の中で冷静に仕事をこなすんですからK・Kは本当に凄い…)

それでも仲間の危機となれば約束を破らなければいけなくなった時のK・Kの言葉は本当に胸に迫るものがある。

『そんなことない。わたし、君に嫌われるのが何よりも辛いけど君のためなら我慢できるもん』

子どもとの約束を破るのは何よりも辛い。でも、彼の人生を守るためならばK・Kはその辛さも我慢する。
そんな母親の真剣な言葉は今のケインにはまだ完全には伝わらないかもしれません。でも、彼がもう少し大人になった時その言葉の重大さが沁みてくるように思う。

このシーンは、K・Kを演じる折笠愛さんの演技も相まって余計に感情移入してしまいました。


・そして今回の話にはもう一人、この話には重要な「親」が登場します。
それはスティーブン達が襲撃した犯罪組織に雇われた用心棒。正体は何とブラッドブリードで、人間の少女を育てるために雇われ仕事をしているという変わり種。

彼の立場もK・Kと似ていて(仕事が忙しく約束を破りがち)一時はお互いに共感までするものの、正体を知ったK・Kと一触即発の状況にまで陥ってしまう。あの場に娘が登場しなければK・Kどころかスティーブンまでやられていたかもしれない…。

そんな恐ろしい存在の彼は人類から見れば超越的ないわゆる“化物”ではあるのですが、子どもに対する思いは普通の「親」と全く変わらない。

子どもが巣立つその日まで守り育てること。
それこそが親の大切な仕事。そう、自認している彼にもK・K同様に強い共感を得ます。

「BRATATAT MOM」は、K・Kの一面を描きつつ、「親」の子に対する思いが十二分に込められた作品。アニメで見て改めて素晴らしい話だったなと思いました。


・それにしても今回の犯罪組織のせん滅作戦、本当にK・Kのバックアップありきの作戦でしたね…。
スティーブンが意地悪な言い方をしたのも仕方なかったのかも。K・Kのツボを心得た的確な説得。

でも原作以上に凄い表情がつけられていたのでむっちゃ笑いましたよ。

あと、グラハムさんのうるさいぐらいの「K・K----!!!!!!!!!」の叫びが耳に残ってる(笑)


・今回はK・Kのお話の部分をしっとり描きながら、スティーブン対用心棒のシーンは緊迫感の高いアクションシーンががっつり描かれていたので更に盛り上がって良かった。
アラン(ブラッドブリード)がK・Kに銃を向けられた際、“用心棒”を遠隔操作しているために何となくぼんやりしているようにも感じる演技になっているのも印象に残る(それでいて「やりおうか?」の声は力がこもっててゾクゾクする)

…それにしてもアニメのスティーブンて、ちょっと原作以上にかっこ良すぎません?(笑)
2期目はちょっと面白い表情も色々描かれていたので余計高感度高いキャラクターになっているような…。
元々面白いキャラクターではありましたが。


・『血界戦線&BEYOND』も残すことろあと2話。そして、とうとうあの話がアニメになります。
そう、シーズン1のラストを飾る話であり、レオの物語に一つの区切りをつけるお話「妖眼幻視行」です。

何かここに至るまであっという間でしたね…。
終わる事に一抹の寂しさを感じると共に非常に楽しみでもあります。

これまで話数を重ね、堅実に積み重ねていった物語がどう結実するのか?
今からドキドキしています…。

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『血界戦線』は次回掲載までに更新が目標です。

※現在更新停滞ぎみです…。アニメ『血界戦線』第2期までには調子を戻したい…

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