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desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

『ウルトラマンジード』第12話「僕の名前」 

・「ウルトラマンジード』第12話「僕の名前」の感想のようなものです。


・出生の真相を知り、ペダニウムゼットンにも敗れ、カプセルも奪われてしまい心身ともに傷ついてしまったリク。
ベリアルの命令により、リクから奪ったカプセルを自らの身体に打ちこんだ伏井出ケイは、再びペダニウムゼットンの姿になって暴れるが、ジードに変身する術を失ったリクはどうする事も出来ず、ただを見ているしかできなかった…。

そんな自らの存在意義を見失ってしまったリクの元に一通の手紙が届く。

手紙の差出人、朝倉錘に会ったリクは、錘がリトスルターの影響で発症した千里眼の能力を使い、リクの身に起こった様々な出来事を知っていること。そして錘こそが、リクの名付け親であることを知る。

そこに自ら発した光線の破壊力のためダメージを負い、活動を停止していたペダニウムゼットンが錘に宿るリトスルターを狙い、再び動き出した。
ペダニウムゼットンから逃げる中、錘の言葉によって見失いかけていたものを取り戻したリクは、新たな力を得て再び立ち上がる。


・11話で自分が造られたウルトラマンの模造品であること、更に「ウルトラマンになって戦うこと」さえもケイによってそうなるように誘導されていたという衝撃の事実を知ってしまったリク。

「戦ってきたのは自らの意志」であるとケイに挑んだものの、戦いに敗れ、心も傷つけられ、自分の「ウルトラマン」としてのよりどころであるウルトラカプセルさえも奪われてしまった…。
そんな自らの存在意義を失った彼を救ったのは、天文台に捨てられていた赤ん坊に「朝倉陸」という名前をくれた、朝倉錘という人物でした。


・「陸」とは、元々朝倉夫妻が自分たちの子どもが生まれた際、つけようと考えていた名前。

「この大地にしっかりと足をつけて立つ。そしてどんな困難な状態にあっても、絶対に再びまた立ち上がる」

そんな思いを込めた大切な名前です。
一時は子どものいない自分たち夫婦の養子にと考えたものの、その矢先に妻に先立たれた事で断念せざるを得なかった錘でしたが、彼がリクの事を大切に思っていた事は、錘がリトルスターの影響で千里眼を発症した際、第一に見えたのがリクの事である事、また彼の家に19年経った今でも自分たち夫婦と赤ん坊だったリクが写った写真が大切に飾られている事でも察する事が出来る。

迷いを持って落ち込むリクに飄々と力を抜いて寄り添う錘は、一緒に暮した事は無くてもリクの「父親」。
(錘を演じる寺田農さんの醸し出す雰囲気がまたいいのですよ…)


・ペダニウムゼットンから逃げる最中、自分の名に込められた思いを知ったリクはウルトラマンの力など持っていなくても彼を守ってみせると再び立ち上がり、錘の「父親」として「息子」に生きて欲しいという願いは新たなウルトラカプセルを起動させ、リクの新しい力になりました。

発動したのは「ウルトラの父」のカプセル。
リクの元に残された「ウルトラマンゼロ」のカプセル、そして新たに得た「父」のカプセルを使って現れたのは新たな姿マグニフィセント。
とても力強く、神々しい、崇高な戦士の姿でした。


・確かにリクのこれまでの人生はケイが敷いたレールの上の人生だったのかもしれません。

しかし、「ウルトラマンとして戦う」という道を決めたのは間違いなくリク自身の意志。例えカプセルが無かったとしても大切なものを守りたいと思う気持ちは本物。

今のリクには仲間がいる。帰る場所もある。自分のこれまでの自分の全てを賭けて「朝倉リクの人生」を造られたものと否定するケイと対峙するシーンは本当に胸が熱くなりました。


・今回も前回に引き続き特撮部分が凄かったんですが、更にリクとケイを演じる役者陣の熱演も見どころの一つ。
お互い組み合いながら、言葉をぶつけあうシーンは心を揺さぶられるものがある。

特にケイの渡辺さんの演技はキレにキレていて、ケイの裸という姿もあいまって本当に驚かされました。

(後々、このケイの裸は「本気」でリクと相対しているからこそ姿だったという事がわかってなるほどなと思いました。今までのケイにとってのジードは盤上の駒に過ぎなかったけど、初めて「本気で」対峙する相手になった。だからこそケイの根っこの部分がむき出しになった→裸、てこと。これはあくまで私がその話をツイッター上でみての解釈ではありますが…)


・それにしてもケイはカプセルの負荷を受けて正気では無かったというのもありますが…余りに哀れに見えました。

戦いのさなか、たくさんの大切なものを見出して再び立ち上がったリクをくだらないものと否定しまくるんですが、そういう自分は、自身の価値を崇拝するベリアルに見せる事に必死なだけのように見えてしまうのです。

ジードはあくまでも道具。自分こそがベリアルにとって価値のある唯一の存在だと。

ケイは自ら計画してジードを生みだしたにもかかわらず、べリアルがジードを価値ある存在であると見ている(注:あくまでケイの視点)と感じて嫉妬しジードを生かしてはおけなくなる。

その余裕の無さが感じられてみていて本当に辛かったです。


・そして今回、今回ラストのケイに声をかけるベリアルのシーンを見て、何故ケイがベリアルを慕っているのか分かるような気がしました。
カプセルの影響で自分の身体に異変が起こり不安を抱くケイにかけられた「案ずるな、ストルム星人。俺はお前の側にいる」と一見労るようにも聞こえる声色の台詞。これは崇拝している者にとってあのセリフは効く!!

その後の台詞でベリアルはケイ(ストルム星人)を利用しつくすつもりだなって分かるんですけどね…。めっちゃ不憫。
でも、ケイはそれも分かった上でベリアルについていってしまいそうに思う。全部崇拝するベリアルのためだから…。


・まさか登場当初はこんな危なっかしいキャラクターだと思わなかったよ…伏井出ケイ。

11話、12話の“豹変”は、普段の仮面である「小説家・伏井出ケイ」とのギャップが凄かったのでかなり驚きましたが、でも実際あの「むき出しのケイ」を見たあとの方が、より面白いキャラクターだな〜と、感じています。

今後ケイがべリアルに利用されてフェードアウトするのか?それともジードとの戦いを経て何かを得て生きるのか?
それとも宿命の敵であるジードと存在意義を賭けて戦い派手に散るのか?
本当に気になります。


・それにしてもゼロは…ちゃんとストーリーに爪痕を残していくような(^^;
触手に巻かれるはベリアルは見つけられないわで散々な目に遭いながら、結果的にベリアルをアジトに閉じ込める事に成功。

「嫌がらせ完了!!」というウルトラマンらしくない問題台詞に、思わず声を出して笑ってしまった。


・リクは自分探しを終え再び立ち上がりました(多少怠惰になったり図々しくなったりしたのはご愛嬌)
存在意義を失っていた時も落ち込んだままでいるのではなく「じーっとしててもどうにもならない」の精神を失わなかった所も如何にもリクのキャラクターらしくて良かったです。

でも、ここでまだ折り返し地点、というのが恐ろしい…(まるで最終回直前の盛り上がりでした)

これからジードはベリアルとどう対決していくのか?
ベリアルがケイの身体に生まれたもので何をしようとしているのか?

ライハとリクとモアの関係。AIBやゼロの行動。ウルトラマンキングの今後等々、まだまだ気になる事はたくさんありますが、後半の展開を楽しみにしたいと思います!!!


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漫画家・内藤泰弘さんファンのKUROがお送りする趣味に関することを色々書いているブログです。不定期更新。

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