desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

相棒season14 第17話「物理学者と猫」 

・『相棒14』第17話の感想(のようなもの)です。

・夢オチから幽霊出現まで、『相棒』は刑事ドラマながら毎シーズン何話かフリーダムで趣向に富んだ脚本が飛び出してくるドラマですが、17話は久々に「おっ!!」とびっくりするような内容でした。
なんとまさかのSF展開なお話。

・「シュレディンガーの猫」果たして実験装置に入れられた猫は死んでいるのか?生きているのか?
二つの可能性の世界は並行に存在し、観測されれば確定する。しかし、消えたと思われた世界もまたどこかで存在している…。

・ある物理学者の死から発生した思考実験的物語として今回はストーリーが進む。

死んだ物理学者の実験を引き継いだ助教を殺害する世界(しかし、あっという間に右京によって真相が暴かれる)。
物理学者である妻の死を仕組んだ夫を殺害する世界(こちらも右京によって真相が暴かれる)
夫ともみ合いの上、返り討ちにあってしまう世界…。

亡くなった物理学者を心から慕い、仇を討とうとしていた堀井准教授は、罪を犯す前に、自分が選びうる世界をいくつも思考する。
自分が選ぶしかない世界は一体どれなのかと?

しかし、物語は観測者である「杉下右京と冠城亘」を得て、堀井が思考しなかった「真実の世界」へと繋がっていく。

・物理学者の死は事故でも他殺でも無く、結果的に証明が不完全だったものを世間に発表してしまった事に対する自責の念からの「自殺」でした。
確かに失敗の遠因は堀井の不完全だった式にもあったかもしれませんが、彼女は未来を変えるかもしれない才能を持つ堀井を守る為にも本当の事を口にできなかったのです。

堀井は真相を知り、一度は自殺を図りますが、それも右京と冠城、そしてどの世界にも傍らに存在した「猫」によって最終的には救われます。
最終的に堀井は、誰を殺す事も無く、殺される事も無く、また、自殺する事もなく、再び学問にまい進する道を選ぶ事になりました。

右京は尋ねます。その猫はいつから存在したのか?と。
猫は学者が亡くなった頃、堀井の傍らに存在するようになりました。そして、堀井があらゆる「死」から逃れた時、猫の姿も声だけを残して消えてしまいます。

あるいはその猫こそが亡くなった物理学者の生まれ変わりだったのかもしれない。あまりにも現実的では無く、突飛な発想ではありますが、そういう世界も確かに存在しているのです…。

・今回の話で良かったなと思うところは、ただ単純に堀井や右京の思考の果てに最終的な世界が導き出されるのではなく、どの世界にも存在した「猫」の導きによって一番優しい世界にたどり着くという結末になっていた事。

ドラマの結末としては、最終的に観測者である右京の推理の披露を持って世界を確定してしまっても良いぐらいだけど、この「猫」の存在がある事で、物語性がぐんと高まっているような気がします。

やはり、この物語を締めるのは猫で無ければ…。

・たまーにこういうシナリオが飛び出してくるから、『相棒』を観るのがやめられないんですよね…(^^;
来週は来週で、物凄く激しい予告だったのであれはあれで非常に内容が気になります。









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[ 2016/02/26 23:16 ] 相棒 | TB(0) | CM(0)
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