desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

血界戦線 第9話「Zの一番長い日・後編」 

・アニメ『血界戦線』第9話「Zの一番長い日・後編」の感想です。

・チェインの奇策(?)もあり、真胎蛋の攻勢解除に成功したザップ。
レオはブラッドブリードの真名を読みとろうとするが、上半身は現在も活動中であり、その眼をもってしても真名を読みとることができなかった。
真名が判らなければ封印することができない。
しかし裸獣汁外衛賤厳は「上半身はもう一人の“弟子”が街に連れてくる」とザップに告げる。

ブラッドブリードの上半身が先端にしばりつけられた飛行機が突如ヘルサレムズ・ロット上空に出現。
街の周囲を守るように存在する「タコ足」が飛行機を握りつぶしたのを合図に、「ブラッドブリード本体密封」作戦が開始される。

能力を駆使し、真名を読みとろうとするレオ。絶妙な連携を見せるライブラのメンバー達。
ザップは墜落した飛行機に駆けつけるが、そこから出現したのはなんと、半人半魚の異界人。しかし彼こそが、賤厳のもう一人の弟子、シナトベの技の後継者であるツェッド・オブライエンだった。

・前編はザップの自堕落な生活と受難(笑)が中心に描かれていましたが、後編はブラッドブリード本体を密封する作戦を描く、アクションを主体に描く内容。

作戦についての細かい事前説明や打ち合わせなどといった視聴者に対する説明になるようなシーンは全くありませんが、メンバー達は自分たちの能力を適材適所で運用し目的を果たす。その展開は想像以上にスピーディーなものでした。

あまりにもスピーディなのでうっかり見逃しそうになりますが(特にレオが地面から飛び出した凶刃に襲われそうになってK・Kがブラッドブリードの頭ぶち抜くシーン。本当に一瞬なので始めそのシーンがあるのが判らなかった)、何度も見かえしたくなるぐらい一つ一つのアクションが本当に素敵!!

私が好きなのはクラウスのGOを合図にブラッドハンマーが飛び出し、飛行機に対してB2Bをかますシーンと、真名を全部読みとれなかったレオを抱え、クラウスが落下→レオを地面に放り出し、凶刃から身を守るまでの流れです。

特にレオ落下のシーンはレオのあまりにもあまりなぞんざいな扱いが笑える。
眼以外はただの一般人なので結構可哀想。でも、ライブラにいる以上は仕方ないのかもしれません…。

今回レオは2回落下していて、本当に気の毒としか言いようがない(でも、そのタイミングで展開上重要と思われる場面を知らず知らずのうちに目撃するのですが…)

・今回初登場となるツェッドはスマートな外観で頭部は昆虫ぽいけど、独特な半透明の外皮を持つ半魚人。
もともと姿形が非常にかっこいいキャラではありましたが、緑川光さんの声がつくとそのかっこ良さに更に拍車がかかる。
ほんと、思っていた以上にかっこ良かった~。

そして、初対面の弟弟子を「ジャパニーズスイーツ・葛餅」に例えるザップ…。
クズはあんたでしょー!!と、思わず突っ込みたくなること請け合いですが、例の必殺技フォントを使用しつつ葛餅を強調する演出に笑いが止まりませんでした。

と、何かと笑わせてくれましたが、ちゃんと決める所は決めるのが斗流血法の継承者たちのいいところ。
初対面だろうが、ちゃんと師匠の意図を読みとり、合体技を成功させてるんだからすごい。

・今回ツェッドは次回予告も担当してたけど、彼の生真面目さと、実はかなりライブラ向きの性格であることが垣間見えるとてもいい予告でした。
でも、あと3回で番組が終わっちゃうという悲しい事実も突きつけられたりする。うーん寂しい。


・ブラッドブリード密封作戦の展開自体はほぼ原作どおりですが、間に絶望王とタコ足に潰される飛行機を見に来た暇人(笑)のフェムトとアリギュラの会話が挿入されている。
アニメ版の展開上、彼らの会話は結構重要な場面ではありますが、これがあるので今回は全体的に慌ただしい印象があるのは否めない。
ただし、放送もあと3話という事でそろそろ話を畳にかからなければいけない時期でもあるのでこの辺のあわただしさは仕方が無いのかもしれません…。

絶望王のフェムト達とのやりとりは、かなり意味を捉えにくいのですが、絶望王がフェムト達に言いたいのは要するに「彼が仕掛けたゲームは、事ここにきて彼が何かしてもしなくても望んだとおりの方向に状況が転がっていっている」という事。

絶望王のゲームに必要らしい「神々の義眼」がヘルサレムズ・ロットに現れ、彼が用意した駒(ブラック&ホワイト)達は絶妙に動き、ラッキーな事に街の奥底に存在する何かを抑えているらしい結界は、ライブラの戦いの余波を受けたかのように吹き飛んだ。
全て絶望王が望むとおりにことは運んでいってる。
後は、“兄を助けたい”ホワイトが最後にひと押し(恐らくレオの眼球を奪う事)をするだけの状況にある。

・未だに義眼がなぜ必要なのかはわからないのですが、絶望王はレオそのものではなく、「義眼」を欲しがっている事が今回の話ではっきりしました。
そして、ホワイトは自分の望みを果たす為に絶望王の望みを叶えなければいけない。
しかし、目的のために近づき、交流を深めてレオの人柄を知ってしまったホワイトはその望みを果たす事を躊躇っている。
自分の目的と良心の板挟みになった彼女の姿は本当に痛々しい。

・そして、どうも絶望王の真の名前がホワイトを縛っているようにもみえるのですが、これはどういう事なんだろう?

・気になると言えば過去の回想シーンで、ホワイトの父親はホワイトに「ウィリアム(ブラック)が間違いを犯した時は正して欲しい」と言って聞かせるのですが、この時の口ぶりがあたかもウィリアムが“将来間違いを犯す”事を知っているかのような印象に受け取れる。
父親も冗談めかしているし、ホワイトは笑い飛ばしていますが、彼が術師という特別な家系の人間である事を考えると未来を予知していたのかもしれないと考える事も出来る。

この間違いというのは「絶望王を取り憑かせる事」なのか、それとも「実はウィリアム自身が今の状況を望んでいる」のか?
最後の場面で笑う絶望王に対し、黒い涙が流れてたからウィリアムが仕掛けている事だとは思いたくないのですが…。

物語は佳境に入り始めていますがまだまだ謎は深まるばかりです。

・なんだか色々ごちゃごちゃと書いてきましたが、実は今回最も印象に残ったのはライブラの事務所で行われたクラウスとレオが会話するシーンだったりします。
この場面、本当に見てて胸に迫るものがありました。

妹への長い手紙から幕を開けた『血界戦線』ですが、今現在のレオは第1話の頃のような卑屈さは影を潜め、随分前向きになったように見えますが、それでも未だ妹に届ける言葉を持てずにいる。
その様子を見たクラウスは自分が買ってきた(意外に見えるけど多分、自分で買ってきたんだと思うよ!!)ドーナツを一つ差しだし、そっと言葉をかける。

『レオナルド君 我々がライブラに迎えたのは決して君の眼、だけではない』

『眼』だけを必要としているらしい絶望王に対して『眼』だけを迎えたわけじゃないというクラウスの言葉が、深く心に響く。
非常に短い台詞なのですが、彼の言葉は、能力だけを必要にしているわけではない、自分達ライブラのメンバー達がレオの抱える辛い思いを共有できる「仲間」であること。そして自分たちを頼っても大丈夫なのだという事を強く伝えてくる。

クラウスを演じる小山力也さんの包み込むような優しい声も相まって、クラウスのリーダーとしての資質と、優しさを強く感じさせる、本当にいいシーンだったと思います。

・ホワイトのシーンで胸を痛め、クラウスの言葉に感動したのも束の間、予告の雰囲気でその気分は軽く吹き飛ばされるのですが(笑)
このシリアスまっしぐらの状況で昼ご飯を食べに行く話をやるとは…。
ただし、タイトルは「ラン!ランチ!ラン!!!/to the end」となっているので、この話が最後の原作をベースとした話になるのかもしれませんね。

ここで感想を書き始めた当初は、途中で止まるかも…なんて思ったもんですが遂にここまで来てしまいました。
もうすぐ終わってしまうのは寂しいですが、ここまできたら最後まで見届けるしかありません。

是非是非完走したいと思っています。


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『血界戦線』は次回掲載までに更新が目標です。

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