desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

相棒season11 第18話「BIRTHDAY」 

・ちょっと遅くなってしまいましたが『相棒11』第18話の感想です。


・右京が「花の里」に立ち寄ると店の前で「家出少女」と名乗る女の子と出会った。
享を呼び出し、二人で女の子を送っていく事に。
女の子は近くだからと車を降りると一目散にマンションへと駆けていった。それを追う二人は、硝子越しにマンションの中にいる女の子を確認。オートロック式のマンションに入れたのだから自宅なのだろうと安心する。

しかし、その帰り右京は夜中にもかかわらず玄関ドアが開け放たれた不審な家を発見。
享と中にはいるが、来客があった様子はうかがえるものの住人の姿はない。近所への聞き込みで、この家が江美子という卓球のコーチをしている老婆が住んでいる事が判明。
しかし、しっかり者と呼ばれている彼女が夜に鍵どころかドアも閉めず出てゆく理由も無く、右京はこの家で何があったのか推理を巡らせる。


・この回は実は右京さんにとって記念すべき回でもあります。理由は後ほど。


「両親は12歳になった息子の為に何故盛大なバースデーバーティーを開いたのか?そして、男の子はどこに行ってしまったのか?」
「何故家のドアが開け放たれたまま、そこ家の住人は消えてしまったのか?」
「指名手配され、追い詰められた強盗殺人犯は一体どこへ逃げたのか?」

一見無関係に見える三つの出来事が絡み合い、時間軸を行きつ戻りつする展開は、息もつかせない。
最後の最後まで、どうなってしまうんだろうと始終ドキドキしっぱなしでした。

しかも最後に訪れるのは、何とも言えない感動でした。


・男の子の両親が盛大なパーティーを開いたのは、その息子・隼人が12歳まで生きられた事そのものをお祝いするため。

隼人は遺伝病という爆弾を体内に抱えており、発症すれば命はありませんでした。
それでも助かる道を探る両親に、医者は隼人が12歳まで発症しなければ命は助かると告げます。
二人はは隼人を大事に大事に育て、ようやく彼が病気に打ち勝てる12歳を迎えたのです。

実は隼人は自分がそのような病を抱えている事を知っていました。
そして両親が爆弾を抱えて生きる自分をずっと守っていてくれた事も。

隼人は二人には内緒で、卓球教室のコーチでもある江美子と一緒に両親に対するプレゼントと心をこめた手紙を用意していました。しかし、そこに逃走中の強盗殺人犯・鷲尾が現れたのです。

鷲尾は江美子の首を絞めると、ぐったりした彼女を運ぶのを隼人に手伝わせ山中に逃走。更に逃げる為に隼人も殺して江美子と共に山に埋めようとします。
しかし、隼人の手紙をたまたま読んだ事によって鷲尾の運命も変わってしまうのでした。


・鷲尾ははっきり言って人間のクズのような男。

強盗殺人を犯して逃亡し、恋人の家に潜伏して金をせびる生活。そこから逃げ出してからも江美子の家に押し入って、激情に駆られるまま江美子の首を絞め、そこに偶々いた隼人を靴もはかせないまま連れ出して、隼人と江美子を埋める為の穴を隼人自身に掘らせる。
一旦キレれば何をするかわからない危険人物。まさに鬼のような男。

しかし、そのような男にさえ一片の良心は存在したのでした。

隼人の身の上を知った鷲尾は結局隼人にきつく口止めしてから解き放とうとし、更に川に転落して溺れた隼人を一旦見捨てようとしながら結局救い出します。
そして隼人を助ける為、車道に飛び出した時通りがかったバイクにはねられ死亡しました。
隼人が母親の為に作ったアカギレ用のクリームの入った瓶を持ったまま…。


・鷲尾が凶暴な男でありながら、人としての心を捨てきれない人間である事は、自分の素姓をよく知る恋人の咲子に手を出さなかった事や、息を吹き返した江美子にとどめを刺さなかった事、そして咲子が死んだ鷲尾の前で号泣していた事からも見てとることができます。

鷲尾の最後は彼のこれまでの行いを見ればまさに因果応報とも言えますが、それでいて一片の良心を持って一人の子供の命を救ったのも事実。人間というもののやりきれなさと共に、救いも感じてしまいます。


・今回の鷲尾を見ながら、今回の脚本と同じ古沢良太さんの「バベルの塔」のラストを思い出しました。
あのときの犯人も、最後の最後で自分の命の危険を顧みず子供の命を救いました。

人間というのは本当に一つの面だけでは語りきれません…。


・今回の話はコミカルさも交えながら、追い詰められるドキドキも、エンディングの何とも言えない「救い」も味わえる。シーズンきっての良脚本だったと思います。

本当に1時間目を離せませんでした。

そして、忘れてはいけない、右京と享をこの事件に導くきっかけとなった「家出少女」について。

実は物語の終盤で、彼女が実は隼人の無くなった実の姉だったという事が判明します。
つまり、幽霊だったのです。

そんな馬鹿な、と思いながらも「夢オチ」まで登場するこのドラマの事。また、この幽霊が右京を超常的な力で助けるみたいな展開は勿論無いので(笑)全然許せます。

そして、今回も面白かったな~と、のんびり見ていた私は時間がたってからある事に気づくのです。

シーズン11の脚本には、「幽霊」という存在が何度か出てきました。
幽霊屋敷しかり、享を記憶喪失から助けた老人の霊しかり。

しかし、右京自身はあれほど熱望しながら幽霊に会う事はできませんでした。
そう、今回までは。


祝・右京さん初幽霊遭遇!!


なんと、シーズン11にして右京さんはようやく幽霊に会う事ができたのです。
しかし、右京さんはその事に気づくのでしょうか?案外何も知らぬまま終わってしまうような気がします。…でも、知ってもらいたい!!(笑)


・そういえばこの幽霊少女が甲斐次長が実は右京さんに花の里に悟って欲しかったと言っていましたが果たしてどうなんでしょう?
えー、あの次長が?と思いつつ幽霊で更に大人びた彼女のいう事なら案外当たってるのかもしれない。
今一つ甲斐次長という人も読めない人ではある…。


・次回はついに最終回。
この最終回では次長の本性が明らかになる…らしい?

次長はいったい右京をどうしたいのか?そして、享と次長の確執に何か進展はあるのか?

最終回まで目が離せません。




関連記事
スポンサーサイト


テーマ : 相棒 - ジャンル : テレビ・ラジオ



この記事をリンクする?:


[ 2013/03/15 01:09 ] 相棒 season11 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

KURO

Author:KURO
漫画家・内藤泰弘さんファンのKUROがお送りする趣味に関することを色々書いているブログです。不定期更新。

主に「ジャンプSQ.」「ジャンプSQ.クラウン」掲載の『血界戦線』の感想で構成されています。

『血界戦線』は次回掲載までに更新が目標です。

※現在更新停滞ぎみです…。アニメ『血界戦線』第2期までには調子を戻したい…

コメント、ブログ拍手ありがとうございます。
返信はかなり遅いので、ご了承ください。

image2.jpg

twitterやってます。
http://twitter.com/kuro_no

月別アーカイブ