desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

『トライガンマキシマム』2004年2月分の感想  

何か前の投稿から1カ月以上たっちゃってますが『トライガンマキシマム』連載時に書いていた感想その11です。

冒頭で我ながら往生際の悪い事を言っています(笑)

この回はヴァッシュとリヴィオが一緒に食事することで関係を築いていく回。

どんな時でも食べられるのは「生きている証」。そして一緒の食卓を囲めるのは「仲間」だからこそ。
二人が無言でただひたすら食べ続けてるシーンが続くんですが、多くの言葉を費やす以上に“対話”が感じられます。


※『血界戦線』の感想はこの連休中に上げれたらいいな…

 今月号はいきなり扉絵でやられちゃいました。
 描かれていたのは冷たい石の墓標。
 さらに読むすすめると登場する、ヴァッシュのリヴィオに向けた「(ウルフウッドは)死んだ」という言葉。
 淡い期待を吹き飛ばす現実を突きつけられる瞬間。
 わかってたんですけどね…やっぱり寂しい…。


 親友が倒れても、ヴァッシュの戦いが終わったわけではありません。
 むしろ戦いはこれからで、さらにヴァッシュにはあとがありません。
 ヴァッシュはナイブズの方舟から孤児院一帯を守るため「力」を使ってしまいました。髪が半ばまで“黒髪化”し、あと一度フルパワーで「力」を使えば、ヴァッシュ自身の命も危ういような状態です。
 それでもヴァッシュにためらいはありません。
 親友の遺志を守るには、ヴァッシュは走り続けなかればならないからです。
 
 今月の大半はヴァッシュとリヴィオの食事シーンで占められています。
 この食事シーンは万全の体制を整えるという意味の他に、ヴァッシュとリヴィオの心の距離を縮める役割があったように思います。

 ヴァッシュにとってリヴィオはいわばウルフウッドが死んだ原因となった人物です。
 なので冒頭でのヴァッシュとリヴィオのやりとりは、少しぎくしゃくした感じで、ヴァッシュも心なしかリヴィオに冷たい表情を見せたりします。
 しかし、リヴィオは親友の仇であると同時に、親友の守りたかったものでもあります。更にこれからの戦いにおいてリヴィオは戦友となるのです。
 さらにリヴィオは自分がウルフウッドの死の原因であることに傷ついています。しかし彼の傷を癒している暇はありません。時間は余りの残されてはおらず、ここで立ち直らなければヴァッシュも、リヴィオ自身も闘いに生き残ってはいけません。
 ヴァッシュとリヴィオのもつわだかまり。それを解く方法が一緒に食事をとるということだったのではないでしょうか。
 お互い自分とウルフウッドにまつわる食事シーンを思い出しながら、一心不乱に無言で料理を食べ続け、リヴィオが悲しみに沈みそうになったら、ヴァッシュは黙って次の料理を出してくる。
 …これがいつしか意地の張り合いになってたみたいですが(朝までひたすら食べ続けた。こういうところが可愛いな…、この二人v)
 食事の終わった頃には、二人の間の距離は急速に縮まっているようにみえました。

 リヴィオに接するヴァッシュはあくまでも淡々としています。
 本当はリヴィオにぶつけたい事もあったでしょうし、ただ悲しみに身を任せたかったでしょう。しかし、そんなことをしていては親友の願いを叶えることは絶対にできなくなってしまいます。
 悲しみは自分の胸にしまい、傷ついているリヴィオを慰める立場に立てる。
 それができるヴァッシュはやはり「意思の人」なんだなとつくづくと思いました。

 ヴァッシュはウルフウッドの亡骸と彼の人生の象徴を彼の故郷に託しました。そして彼から継いだ遺志と、彼が命を賭けて救った命と共に最後の闘いに向かいます。
 物語は最後に向かっていますが、「まだまだこれから」。
 来月は連載はお休みですが(新展開への休息?それともGUNGRAVE関係の仕事でしょうか…?)、私も鋭気を養い、次回の感想を書こうと思っております。

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漫画家・内藤泰弘さんファンのKUROがお送りする趣味に関することを色々書いているブログです。不定期更新。

主に「ジャンプSQ.」「ジャンプSQ.クラウン」掲載の『血界戦線』の感想で構成されています。

『血界戦線』は次回掲載までに更新が目標です。

※現在更新停滞ぎみです…。アニメ『血界戦線』第2期までには調子を戻したい…

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