desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

『トライガンマキシマム』2003年7月号掲載分の感想 

『トライガンマキシマム』連載当時に書いていた感想その5。

昔書いた感想の中には、顔から火がでるかと思うほど恥ずかしい文章がいくつかありますがこれはその一つ…。
でも、当時この展開が嬉しかったんだよね~。

あと、この当時は『ファイナルファンタジーX-2』を遊びながらリプレイ日記を書くという事をしてました。
我ながらなんでそんな時間があったんだろう…。

あと、体力もあったな~。今は時間あれば早めに寝てるもん。

あと、ゲームしながらブログの更新するというのが今の私には難しい。


“何ひとつ裏切らない”男現る!!

 5月30日。アワーズの発売日。
 先月は思いがけない病気に見舞われ、6月分の感想をアップせぬままこの日を迎えてしまいました。あと、FF日記の方が忙しかったし…。

 それはともかく、発売日は来てしまったので取りあえず立ち読みしてしまいました。

 10分後…。


 『××××××××!!』


 声にならない声を発し、急いで書店のレジへ駆け込む私の姿がありました(笑)
  

 今月は先月以上にドキドキしたページ満載です!!

 それというのもチャペルがウルフウッドへの復讐を本格的に開始し、ウルフウッドと孤児院の人達が再会を果たしたから…。


 チャペルの復讐とは、ウルフウッドが二度と会えなくても陰から護りたいと思っていた孤児院の人達を目の前で殺すことでした。
 さらにチャペルは、殺す前に現在のウルフウッドの姿を彼らにさらすようなことまでしました。
 変わり果ててしまった自分の姿をかつての仲間にさらされることはウルフウッドにとっても身を切られるより辛いことです。
 チャペルはそうすることによってウルフウッドから最後の戦う力さえ奪い、完全に弱り切ったところでとどめを刺そうという魂胆です。
 全くの外道…。

 チャペルにここまでさせるのは、ラズロ曰く、チャペルの持つ「狂的執着心」から。
 かつてラズロがミカエルの眼で初めて姿を現したとき、彼を止めるのに多数の犠牲を払いました。組織の幹部はラズロの処刑と、彼の師であるチャペルの引責を求めます。
 しかしチャペルはあっさり、自らを裁き、ラズロの延命を幹部たちに訴えました。
 それは決してラズロを哀れに思ったからなどではなく、彼の中に潜む殺し屋としての才能を開花させたい自らの欲求に基づくものでした。
 それでもラズロは、たとえどんな理由であろうとも生まれて初めて自分を必要としてくれたチャペルを“マスター”と仰ぎ、彼の命に従うようになったのです。
 
 …話が少しずれてしまいましたが、チャペルは自身の惹かれる才能に命を懸けられるほど、弟子の「才」に執着しました。
 そのような人物だからこそ、ウルフウッドの裏切りはただ殺すだけでは飽き足りないほど許せないのです。
 (例えが少し変ですが)激しい愛情が憎しみにかわったとき。その憎しみの深さは想像に難くありません。
 (あと、もう一つ。孤児院の人間を殺すというのはウルフウッドという「才能」を奪われる原因となった孤児院への復讐もあるのかもしれません)

 
 チャペルの復讐は図にあたりました。
 ウルフウッドも世話になった、子供たちの世話をしているメラニィおばちゃんは一目で「目の前で倒れている男」をあの「ニコラス」であることを見破り、ウルフウッドは彼女が自分と見抜いたのを知って、力を無くしてしまいました。
 
 チャペルはそんなウルフウッドの様子を見て歓喜します。
 これこそが彼の求めていたウルフウッドの反応だったからでした。

 しかし、チャペルの歓喜はおばちゃんの一言で水が差されました。それが下記のセリフ。


 ばかだね
 ニコラス あんた また独りでやろうとしただろ  全く損な子だねえ
 あんた 理想が高いくせに融通が効かなくて傷つきやすいんだから
 一人だと色々手にあまってきたじゃないか

 (YKO7月号 「トライガンマキシマム」 P140~141)
 
 そしておばちゃんは、行方知れずだったニコラスが一番にいて欲しいときに帰ってきてくれたと涙を流すのです。
 
 メラニィはウルフウッドを全然恨んではいませんでした。
 ほんの短い間で、詳しい事情などわからなくてもおばちゃんには、ニコラスがどのような生き方をしてきて、何故このような状況に陥ったのか、おぼろげながらわかったと思います。
 それでもおばちゃんはウルフウッドを恨むよりも、ぼろぼろに傷ついている彼を心配し、自分が大変なときに帰ってきたことを素直に喜んでくれたのです。
 
 私は上記のセリフを読んだとき、おばちゃんのあまりの存在の温かさに、不覚にも目に涙がたまってきました。(もちろん、自宅で読んだときですが…)
 このメラニィおばちゃんの言葉はウルフウッドが何故自分の命を削ってまで孤児院を護りたかったのか改めて私に教えてくれます。
 

 そして、ウルフウッドはおばちゃんの言葉を聞いて思いました。

 誰も巻き込むまいと、一人で戦いに臨み、力及ばず回避不能な危機的状況に陥ってしまった。結局、誰一人救えないままに、ウルフウッドは死のうとしている。
 何もかも独りで背負い込みすぎた結果がこれです。

 そんな時ウルフウッドの脳裏に浮かぶのは“彼”の姿でした。

 
 なあ おばちゃん
 友達…できてんで 俺よりアホやねんで
 そうやな
 あいつなら きっと一緒にやってくれたかも
 知れんなあ

 (YKO7月号 「トライガンマキシマム」 P143)

 ここがウルトラ最大級ピンポイントに私の胸を貫きました。
 あの、ウルフウッドがヴァッシュのこと「友達」っていったんですよー!!(実は立ち読みしてたとき、思わず無表情でパタンと雑誌閉じてしまいました。周囲の人から見たらかなり不審行動だったと思います)
 
 先月号に引き続いてウルフウッドの中でヴァッシュの存在がどれほど大きくなっていたかわかろうというものです。
 なんかもう、言葉がうまくでてこないぐらいに嬉しいのです。
 それまでのウルフウッドはそれこそ一匹狼みたいなもので、周囲に馴染んではいても決して自分の心の奥深くには踏み込ませない、いわば壁のある人でした。
 そんな彼が孤児院の人間ではないヴァッシュを「友達」という日が来るなんて…。

 …いかん、少しは冷静にならなければ。
 
 喜んでばかりはいられません。ウルフウッドがヴァッシュのことを想ったのもつかの間、チャペルはウルフウッドに最期の時を告げました。
 ウルフウッドの胸をえぐり続けてきたチャペルの銃口が孤児院の人間たちに向けられ、その引き金が引かれようとします。
 ウルフウッドは力を振り絞り、チャペルからクスリを奪って回復しようとしますが、それにはあまりにも時が足りなすぎます。
 チャペルだけでなく、ラズロも黒パニッシャーを子供たちに向けています。
 まさしく万事休す!!

 しかし、子供たちの前に一人男が立ちはだかりました。
 チャペルによって放たれた銃弾は、一発も子供たちに至っていません。
 孤児院の人達を護るように、立ちはだかる男から生えた翼は、全ての銃弾を受け止めました。

 そう、待ちに待ったヴァッシュ・ザ・スタンピードの登場です!!
 (2度目の雑誌を閉じた場所はここ。最後の1ページを見てから速攻レジにアワーズを持って走りました)
 先月号のウルフウッドの「何ひとつ見限らない」発言を見たときから、彼の登場が近いことは確信していましたが、それでもやっぱり嬉しいvv

 でもできることならもう少し早く来て欲しかったよ~!!
 私の心臓、何回止めかけたと思ってるんですか…。

 何はともあれ、主人公登場です。
 全然危機が去ったわけでもないのに、この安心感は何なんでしょう。
 やはり、私にとってもヴァッシュの存在は大きかったのですね(笑)

 次号、第2ラウンドが開始されます。もう、一人ではないウルフウッドの、そしてヴァッシュの新たな戦いに要注目です!!
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