desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。

相棒season10 第8話「フォーカス」 

・白昼発生した通り魔事件。
その一部始終を撮影していたカメラマンの有沢の遺体が公園で発見された。週刊誌に顔写真が掲載されたため、犯人が復讐したものと考えられ、捜査1課は通り魔事件の犯人の行方を追う。

一方、右京は被害者の遺留品であるカメラに消された写真があった事を発見。
復元された写真から被害者が“本当に撮影したもの”、そして事件の真相を見出していく。


・「フォーカス」というとどうしてもあの写真週刊誌のタイトルが頭をよぎりますが、その言葉自体の意味は「焦点」のこと。
今回の話は、まさに「焦点」を変えることによって本質が浮かび上がってくるストーリーとなっていました。


・被害者の有沢は、暴行された女性の自殺写真で注目されたカメラマンで、今回問題になった通り魔事件でも目の前で女性が刺されていたにもかかわらず写真を撮り続け、警察に写真を提供することなく、週刊誌に売り渡している。また、開催するはずだった写真展の写真もセンセーショナルなものが多く、とても通常の神経とは思えない。

しかし、「焦点」を変えれば彼は写真を使って、事件の中にある本質や、見えにくい部分を伝える事を目的としていたカメラマンであった事が浮かび上がってきます。

凶悪犯の中の人らしい感情。前向きに生きようとしていた女性を追い詰めた苛烈な報道に対する批判。
群衆の中にある時に起こってしまう人間の恐ろしい「一面」…。

彼が撮りたいものはそういうものでした。
しかし、雑誌に求められる写真はテーマ性の高いものではなく、より扇情的なものばかり。そういう写真ばかり掲載されてしまうので世間も彼を「下衆なカメラマン」の一人としか見ない。

しかし有沢は諦めず、彼の名を有名にした「写真」を自らの戒めにし、裕福とはいえない生活の中、自費を投入してでも自分の本当に伝えたいものを伝えようとしていました。


・一方、有沢を殺した犯人は警察の「焦点」を変えさせる事で「本当に護りたかったもの」を隠そうとしていました。
ただでさえ傷ついてたものを更に傷つけようとしている(ように見えた)有沢を殺し、本当の動機を隠すために
あえて自分のプライドを守るために犯行に及んだと思いこませようとする。
警察官だった彼が罪に手を染め、警察を振り回すような嘘をついてしまうほど、「それ」は彼にとって大切なものだったのです…。


・事件も人も、唯一無二の見方など無く、視点を変えれば様々なものが見えてくる。

色々な事を考えされられる上、ドラマの展開的にも犯人が判明した後にも、もうひと山ある結構面白い脚本でした。
ただ、感想を書くとなると何となくテーマばかりに触れてしまって特命係の二人の事はほとんど書けなくなってしまう(^^;

布団バフンバフンしながら通り魔の犯人捕まえたトリオ・ザ・捜一のシーンとか、笑えるシーンもあったんですが…。
今季の『相棒』は観てて考えさせられる脚本が多いような気がします。(って、去年も似たような事考えてたような気がしますが)


・来週は、早くも今年最後の放送…。
早い!早すぎる!!!

来週ぐらいはあまりテーマばかりぐるぐる考えずに済むものを観たいけど(笑)果たして!?
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