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desert season

KUROの(全く方向性の定まっていない)趣味のあれこれ。
月別アーカイブ  [ 2012年03月 ] 

相棒season10 第19話「罪と罰」

随分とご無沙汰してしまいました(^^;
相棒シーズン10第19話「罪と罰」の感想です。

年度末、という事もあるのですが春は何となく憂鬱な季節。
段々と温かくなって過ごしやすくなるから好きなんですが、モチベーションを保つのは中々難しいです。
眠くなるのも早い…。

でも、ここまできて「最終回だけ記事無し」というのもさすがにアレなので、やっぱり軽くでも書いておこうと思います。
一応このブログの重点更新事項の一つだし…(笑)



・神戸君がとうとう特命係を“卒業”してしまいました…。

神戸君が特命に在籍していたのはたった3年。
しかし、亀山君と負けずとも劣らない濃い3年間だったようにも思います。

警察庁と警視庁の間に横たわる長年の軋轢。
神戸君自身も巻き込んだ全く新しい捜査組織の計画とその崩壊。
様々な立場からの「正義」同士の対立。
現職の副総監による殺人事件とその隠蔽。
そして、右京とは複雑な関係にあった官房長の突然の「死」…。

たった3年。されど3年。
本当に色んな事がありました。

・「相棒」が亀山君から神戸君に変わった当初は、右京さんと似たような頭が良いタイプの相棒の起用にどうなってしまうんだろう、と一抹の不安もありましたが、その不安にはあっという間に無くなって、亀山君とはまた違ったバランスで成り立っている“相棒”の活躍をいつしか楽しみにするようになっていました。

この二人はこれからどんな事件に遭遇し、どんな風に変化していくのか?
そう思っていた矢先での神戸君卒業のニュース…。

今シーズンの第1話を観た時、内容が内容だっただけに(神戸君が過去に犯した「罪」というかなり重い事実)予感めいたものは有りましたが、それがまさか今シーズンの間に起こってしまうとは。しかも、かなり意外な結末を迎えてしまうとは思いもよりませんでした…。


・生まれるはずのないクローン人間がもし存在したら?という、一見SFチックでありながらそれでいて現実にも起こりそうな出来事。

右京が実際追うのは、語弊があるとは思いますが「ありふれた家族間での殺人事件」だったのですが、世界を揺るがしかねないこの事実が特命係に思わぬ結末をもたらしてしまいました…。

・右京としては事件の真相を明らかにするためには、妹が兄を殺害する動機となったクローン人間の存在を抜きにする事は出来ない。
しかし、この事実を公表することは、(クローンとはいえ)これから生まれてこようとしている命に大きな重荷を背負わせてしまう事になる。

片山議員と、現在警察庁で閑職にいる長谷川元副総監は、政府の立場から杉下右京を止めて欲しいと尊に依頼。
尊は断るものの、結局は自分自身の心情から右京を止めるために「事実の公表をやめなければ茜を殺す」という尊らしからぬ要求を右京に突きつけます。

過去に無実の人間を罪に陥れたという過去のあった尊。彼はその罪に苦しみ、それゆえに人として正しくあろうとしてきた。そんな彼が「本気で殺す」という。
右京は尊が本気であると知り、彼の要求をのむ事にする。

・この対決から、特命係からの異動を希望する神戸君と自らの「罪」に対して語る右京さんとの対話までのシーンを見て強く感じたのは、右京が尊自身が思っている以上に、「神戸尊」という人間を理解していたという事。

彼という人間を理解し、彼の言葉が本気で、しかも罪に手を染めたとしても後悔する事が無いと感じたからこそ右京は、尊の一見卑怯ともいえる要求に応える事にした。

「何があっても真実を追求する」という杉下右京の信念。
それを曲げさせたのは“相棒”の真剣な思いだったというのが涙を誘います。


・右京さんの犯人に対する追及って、厳しいし、時に嫌らしい事もあるんだけど(今回も茜のお腹に耳をあてるシーンなんて止めてあげて!!って思った)、右京さんの中にはまず第1に命を落とした人間の事があるんですよね…。
この事件の事実が明らかにはならない以上、茜の兄は「宗教に狂って妹を虐げた兄」と、実像が歪んだままで終わってしまう。
好奇心で事件に首を突っ込む事も多い右京さんですが、人間の事を思っているからこそ『真実を追求する』という信念を曲げないんだろうな…。

でも、今回の事件に関しては自分はちょっと尊の心情に近かった。
生まれてくるのが人である以上、生まれた瞬間から茨の道を歩ませるというのはいくらなんでも厳しすぎる。

それではいけないというのも分かるんですけどね。


・連れ去った茜さんを幸子さんに預けた尊。刑務所の先輩(笑)として、茜に色々アドバイスしてたのが何となく可笑しかった。
女性に対して配慮を忘れない所は流石神戸君だな~と、思った。


・そういえば嘉神さんを警察署から無断で連れ出した時、怒り狂う伊丹との会話を聞いた嘉神さんからあなたたちの関係は?と聞かれた右京さんの「愉快な仲間達」発言は大いに笑わせていただきました。

・米沢さんはそろそろぐれないでしょうか?非常に心配です。

・それにしても、終了30分前ぐらいまで神戸君の卒業フラグが立たなかったからどうなる事かと思いました。
でも、研究者としての名誉欲と母親の気持ちの間に立つ嘉神博士のや、家族を突然失った茜の悲しみと狂気の事を丁寧に描いていこうと思ったらあの1時間30分ほどは仕方ないのか…。

ストーリーが倒叙式だというのもちょっと冗長に感じる原因かも。


・今回のような事があったとしても尊を追い出すつもりはないと言った右京。
これで一安心と思いきや、運命は皮肉な結末を用意していました。

『神戸尊の警察庁長官官房付』への異動。

長谷川元副総監は、右京を止めた尊の手腕を認め、自分の元に引き寄せたのです。
長谷川からすれば、古巣である警察庁へ戻す「恩賞」。しかし、尊は決して片山議員や長谷川の命令に従って、右ようを止めたわけではないので、今度の辞令も拒否しようとします。

しかし、一度辞令を蹴っている尊にもう拒否権はない。これが嫌なら警察を辞めるしかない。

尊は結局、警察に残る道を選びました…。


・とりあえずは「警察を辞める」という卒業では無かったので安心しました(それが殉職するの次に嫌だったので)。
それにしても、自らの意志を通しただけの尊にこの結末はあまりにも皮肉すぎる…。
こういう展開もあり得るドラマ『相棒』故なのか…。

・官房長亡き後、右京と対立関係になるのはあるいは片山雛子なのかと思っていましたが、ここにきて長谷川元副総監が一気に台頭してきました。

劇場版での事件を経て、警察庁長官官房付という閑職に回された長谷川。
しかし、陰で着々と実力を持ち始めている様子。今回も雛子の命を受けて色々と立ちまわっている。
何といっても、人事とは関係ない場所にいる長谷川が尊の異動に関与している事も、彼の庁内での影響力を表しているような気もするし、雛子も、「長谷川はほとぼりが冷めれば出世するときいている」と語っている…。

何故、警察の恥部ともなる事件に関与し、官僚としては死に体であるはずの長谷川にそれだけの力があるのか?
恐らくあるであろうシーズン11では、この辺りの事情が鮮明になってくるのでしょうか…。


・道をたがえる事にはなったとはいえ、右京と尊の間には“相棒”としての絆は確かに存在する。
今回の話はそれを改めて証明する話でもあったような気がします。
(病院でのシーン、右京が警視庁まで送ると言った尊に対して断り、一人でいる事にようやく慣れてきたというシーンは、自分の心情をはっきり表さない右京にしては最大の寂しさの表れだったと思う)

薫にしろ、尊にしろ、「相棒」の世界ではしっかり生きている以上、彼らが右京さんと再び出会う日もあるかもしれない。そう思わせるエンディングでした。



・何かグダグダ書いてしまって済みません。
何だかちっとも纏まっていない…。

もっと語るべき事があるような気がしますが、今回のような尊の卒業はある意味納得です(皮肉が利いてるあたりは特に)。
贅沢言うならば、尊自身の事ととか(なんであんなにお金持ちなんだ…)、尊と大河内さんとのホントの関係とか(えー!?)もっと知りたい事もありましたが、この辺は右京さんの私生活と同様、謎のままの方がいいのかもしれませんね。

でも、今までの刑事ものドラマではちょっと見なかった尊のような存在が見れなくなるのはかなりさびしいです。
本当に本当に、薫ちゃん同様、再登場を望みます。

そして、最終回に来て、来シーズンへと繋がる伏線が様々張られた上でシーズン10は終了しました。

これからの『相棒』はどこに行ってしまうのか?
不安も多々ありますが(80%ぐらい…)、今回のような終わり方をしてしまった以上、来シーズンも見るのをやめられそうにありません。

新しいシーズンが始まれば、新しい“相棒”が登場します。
いや、このドラマだから第1話しょっぱなから右京さんが一人で捜査する「杉下右京の事件簿」が始まってしまうかもしれない(で、その事件で登場した刑事がポカをやって特命に飛ばされる)。
尊の登場の仕方を考えるとそれぐらいの事はやりかねない…(^^;


兎も角、次の秋、恐らくあるであろうシーズン11を楽しみに待ちたいと思います。
感想もできるなら書いていきたいな~。




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漫画家・内藤泰弘さんファンのKUROがお送りする趣味に関することを色々書いているブログです。不定期更新。

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『血界戦線』は次回掲載までに更新が目標です。

※現在更新停滞ぎみです…。アニメ『血界戦線』第2期までには調子を戻したい…

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