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Author:KURO
漫画家・内藤泰弘さんファンのKUROがお送りする趣味に関することを色々書いているブログです。不定期更新。

主に「ジャンプSQ.」「ジャンプSQ.クラウン」掲載の『血界戦線』の感想で構成されています。

『血界戦線』は次回掲載までに更新が目標です。

※現在更新停滞ぎみです…。アニメ『血界戦線』第2期までには調子を戻したい…

コメント、ブログ拍手ありがとうございます。
返信はかなり遅いので、ご了承ください。

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相棒season11 第19話「酒壷の蛇」

・大変お久しぶりですが『相棒シーズン11』第19話の感想です。


・神戸尊の警察庁異動に伴い新しい“相棒”甲斐享を迎えたシーズン11も遂に最終回を迎えました。

毎週今回はどんなものを見せてくれるんだろうとドキドキしつつ、もしかしたら今シーズンで観るのやめちゃうかもな~、なーんて事を考えていましたが、結局完走してしまいました。

各話のシナリオについては自分の好き嫌いがあるので多くは申し上げませんが、今シーズンもおおむねクオリティの高いシーズンだったように思います。

また享やその恋人である悦子等の新キャラクターの登場に加え、現在映画上映中の伊丹刑事や角田課長などレギュラーメンバーについても、今まで以上に深みというか味のようなものが出てきたようにも感じました。

特に、映画にも登場した伊丹の“相棒”岩月は映画だけの登場ではもったいない良キャラクター。
出来れば来シーズン以降も陣川君のように準レギュラー化していただきたいです。
(映画と言えば陣川君は新しい映画にもちゃんと出演していました。珍しく経理の仕事をしている姿は一見の価値あり!)


・と、今シーズン全体の事から書き始めてしまいましたが、「酒壷の蛇」について。

角田課長の同期で組対二課の課長でもある恩地が自宅で毒キノコを食して死亡するという事件が発生。
食中毒とはいえ警察幹部が毒キノコを誤って食べて亡くなるという「不祥事」に、大河内首席監察官が調査に乗り出し、遺体は司法解剖される事になります。
しかし結局不審な点は見つからず、この件は事故として処理される事になりました。

恩地が生前ある女性とこっそり連絡をとっていた事を知った右京と享は話を聞くため、その女性・いづみが勤める炭素繊維を扱う会社を訪ねます。しかし、彼女はあいにくと留守。
それどころかその後何度となく会おうとしますが何故か会う事ができません。

右京が機転を利かせることで、待ち伏せして何とか話をする事が出来ましたが、いづみは恩地の事は全く知らないと証言。
偶然いづみの知り合いだった悦子の話では、いづみは近々アドリア大使館に勤める・井川と結婚の予定があるということを知ります。

やがて捜査が進み恩地が輸出制限のある炭素繊維を不正に持ち出した外為法違反容疑でいづみが務める会社を調べていた事が判明。更に、いづみの婚約者の井川がアドリア大使館に存在しなことが明らかになります。

一人の刑事の死が、やがて国家ぐるみの大きな事件へと発展。
右京と享は容疑者を捕まえる為奔走しますが、思わぬ「敵」がその前に立ちはだかる事になってしまいます…。


・本当に怖い話です。
何が怖いって、今回の事件はスパイ天国とも言われる日本では決して有り得ない事ではな事が怖い。

更に、最初こそ巻き込まれた状況だったとはいえ、事実を薄々感じながらもいとも簡単に思考停止してしまったいづみの事が恐ろしい…。

何故炭素繊維の輸出制限があるのか?
それが持ち出された場合どうなってしまうのか?

いづみは企業の機密事項には関わらない極々普通の女性でしたが、いくらでも考える事はでき、それを理解できる頭はあったはず。
しかし、今ある愛を失う事を恐れて最終的には某国のスパイの思惑通りに、一人の人間の命を奪ってしまいます。

「愛」に生きたのだと言えば多少綺麗に聞こえますが、彼女の行いはあまりにも罪深すぎる!
しかも“犯人”からの手紙で指摘されるまでそれを本当の意味で実感できなかったというのが何とも痛々しい。

日本という個人の裁量でいくらでも考える事ができる国に生まれながら、その権利を自ら放棄し、安逸の海に沈んでいった彼女はあまりにも愚か。しかし本当に怖いのは、いづみが特別愚かだったというのではなく、状況によっては誰にでも起こりうる「愚かさ」だという事です。

自分の希望に沿わないからと言って考えてしまう事を辞める恐ろしさがじんわりと身にしみました。


・そして甲斐次長が捜査員の努力や日本国民の命(恩地や安孫子)が失われた事を無視して、事件の犯人をCIAに恩を売る材料に使った事が恐ろしい。

将来的にみるならCIA=米国に恩を売る事は、今後の捜査上、また安全保障上融通をきかせられる事ができ、日本の国益にもつながることではある。でも、その大事の為に(甲斐次長にとっての)小事は切って捨てられました。

本来、日本国民を守る為の捜査中殺害された恩地は二階級特進。更に警察葬を持って葬られるに相応しい警察官でした。右京と享、現場の捜査員や角田課長はそれを知り、今回八面六臂の活躍を見せた大河内監察官もその事実を知っています。
しかし、国家間の取引に使われてしまった以上その事実は公表される事はない。
恩地は「毒キノコを食べて死んだ間抜けな警察幹部」として葬られるのです。

勿論、甲斐次長は日本の将来の国益の為にこの選択をしたのだと思います(自身の権力強化の意味もあるとは思いますが)。
しかし、これが望まれる警察官の「正義」と言えるのか?

本当に考えて、考えて、考えさせられます。


・今回、享は大きな失敗を犯してしまいまいました。
容疑者逮捕の為の右京や大河内の計画が進行する中、享が甲斐次長からかかってきた電話の不意の一言に反応してしまったばかりにその事実を突き止められ、事前に計画を阻止されてしまいます。

享はその事で大いに堕ち込んでしまいました。

甲斐次長は息子の享に対して愚か者と断じているようですが…右京はそうではない。

享は若くこのシーズン中でも数々の失敗を犯しましたが、それでも決して「警察官」である事からは逃げようとはしませんでした。

正義を貫こうとし、被害者を慮り、真実を見極める為邁進する。間違えば自分を省みる事もできる。
また、人に好かれる資質もある。
「警察官」として得難い資質を享は数多く持っています。
そして、それこそが右京が享に惹かれ彼を自分のいる特命係に引き抜いた理由だったのです。

甲斐次長からすれば警察に必要なのは自分のような警察官僚であり、享のような一般の警察官は大極を見ながら動かしていくただの駒。甲斐次長が享を辞めさせたがっているのも、使われるだけの駒が実の息子である事。それでいて自分の言う事を聞かない事を嫌悪しているからだと思われます。(多分享がキャリアだったら次長は享を辞めさせたがったりはしなかったと思う)
更に推測を進めるならば次長が右京に好意的な態度を示すのは、右京が現場に居続けながら優秀な頭脳を持つキャリアでもあり、自分ならばかつての小野田官房長のように杉下右京を生かす事ができ、その上で右京ならば自分が持つキャリアの視点を共有できると考えていると考えられます。

しかし、実は次長と同じ大極を見る立場でいなければいけないキャリア組であるはずの右京は、享持っているものこそが警察に必要なものと思っているのです。
甲斐次長はその点で、杉下右京と言う男を見誤っていたと言えると思います…。


・今回ラストの会話で甲斐次長は右京の考えを知ることになりました。

でも、だからと言って次長が次のシーズンから右京の完全な敵になるとは思えません。
右京の本心を呑みこみつつ、それでも利用しようとする柔軟さは流石に持ち合わせていると思われます。

一方、享の方も今回の失敗を振り返って自分が如何に父親と向き合う事を避けてきたかを知りました。
もし享が次長という人間をもっと知っていればあの失敗は防げていたかもしれません。

来シーズンはむやみに避けようとするだけでなく、対決する姿勢を持つ事になるのか?

「酒壷の蛇」自体はモヤモヤの残る話ではありましたが、今回の享の成長を見ると来シーズン以降がますます楽しみになってきました。

毎年もう感想書かずに観ようかなと思う『相棒』ですが、シーズン12でも引き続き感想を書いていけたらなと、思っています。



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相棒season11 第18話「BIRTHDAY」

・ちょっと遅くなってしまいましたが『相棒11』第18話の感想です。


・右京が「花の里」に立ち寄ると店の前で「家出少女」と名乗る女の子と出会った。
享を呼び出し、二人で女の子を送っていく事に。
女の子は近くだからと車を降りると一目散にマンションへと駆けていった。それを追う二人は、硝子越しにマンションの中にいる女の子を確認。オートロック式のマンションに入れたのだから自宅なのだろうと安心する。

しかし、その帰り右京は夜中にもかかわらず玄関ドアが開け放たれた不審な家を発見。
享と中にはいるが、来客があった様子はうかがえるものの住人の姿はない。近所への聞き込みで、この家が江美子という卓球のコーチをしている老婆が住んでいる事が判明。
しかし、しっかり者と呼ばれている彼女が夜に鍵どころかドアも閉めず出てゆく理由も無く、右京はこの家で何があったのか推理を巡らせる。


・この回は実は右京さんにとって記念すべき回でもあります。理由は後ほど。


「両親は12歳になった息子の為に何故盛大なバースデーバーティーを開いたのか?そして、男の子はどこに行ってしまったのか?」
「何故家のドアが開け放たれたまま、そこ家の住人は消えてしまったのか?」
「指名手配され、追い詰められた強盗殺人犯は一体どこへ逃げたのか?」

一見無関係に見える三つの出来事が絡み合い、時間軸を行きつ戻りつする展開は、息もつかせない。
最後の最後まで、どうなってしまうんだろうと始終ドキドキしっぱなしでした。

しかも最後に訪れるのは、何とも言えない感動でした。


・男の子の両親が盛大なパーティーを開いたのは、その息子・隼人が12歳まで生きられた事そのものをお祝いするため。

隼人は遺伝病という爆弾を体内に抱えており、発症すれば命はありませんでした。
それでも助かる道を探る両親に、医者は隼人が12歳まで発症しなければ命は助かると告げます。
二人はは隼人を大事に大事に育て、ようやく彼が病気に打ち勝てる12歳を迎えたのです。

実は隼人は自分がそのような病を抱えている事を知っていました。
そして両親が爆弾を抱えて生きる自分をずっと守っていてくれた事も。

隼人は二人には内緒で、卓球教室のコーチでもある江美子と一緒に両親に対するプレゼントと心をこめた手紙を用意していました。しかし、そこに逃走中の強盗殺人犯・鷲尾が現れたのです。

鷲尾は江美子の首を絞めると、ぐったりした彼女を運ぶのを隼人に手伝わせ山中に逃走。更に逃げる為に隼人も殺して江美子と共に山に埋めようとします。
しかし、隼人の手紙をたまたま読んだ事によって鷲尾の運命も変わってしまうのでした。


・鷲尾ははっきり言って人間のクズのような男。

強盗殺人を犯して逃亡し、恋人の家に潜伏して金をせびる生活。そこから逃げ出してからも江美子の家に押し入って、激情に駆られるまま江美子の首を絞め、そこに偶々いた隼人を靴もはかせないまま連れ出して、隼人と江美子を埋める為の穴を隼人自身に掘らせる。
一旦キレれば何をするかわからない危険人物。まさに鬼のような男。

しかし、そのような男にさえ一片の良心は存在したのでした。

隼人の身の上を知った鷲尾は結局隼人にきつく口止めしてから解き放とうとし、更に川に転落して溺れた隼人を一旦見捨てようとしながら結局救い出します。
そして隼人を助ける為、車道に飛び出した時通りがかったバイクにはねられ死亡しました。
隼人が母親の為に作ったアカギレ用のクリームの入った瓶を持ったまま…。


・鷲尾が凶暴な男でありながら、人としての心を捨てきれない人間である事は、自分の素姓をよく知る恋人の咲子に手を出さなかった事や、息を吹き返した江美子にとどめを刺さなかった事、そして咲子が死んだ鷲尾の前で号泣していた事からも見てとることができます。

鷲尾の最後は彼のこれまでの行いを見ればまさに因果応報とも言えますが、それでいて一片の良心を持って一人の子供の命を救ったのも事実。人間というもののやりきれなさと共に、救いも感じてしまいます。


・今回の鷲尾を見ながら、今回の脚本と同じ古沢良太さんの「バベルの塔」のラストを思い出しました。
あのときの犯人も、最後の最後で自分の命の危険を顧みず子供の命を救いました。

人間というのは本当に一つの面だけでは語りきれません…。


・今回の話はコミカルさも交えながら、追い詰められるドキドキも、エンディングの何とも言えない「救い」も味わえる。シーズンきっての良脚本だったと思います。

本当に1時間目を離せませんでした。

そして、忘れてはいけない、右京と享をこの事件に導くきっかけとなった「家出少女」について。

実は物語の終盤で、彼女が実は隼人の無くなった実の姉だったという事が判明します。
つまり、幽霊だったのです。

そんな馬鹿な、と思いながらも「夢オチ」まで登場するこのドラマの事。また、この幽霊が右京を超常的な力で助けるみたいな展開は勿論無いので(笑)全然許せます。

そして、今回も面白かったな~と、のんびり見ていた私は時間がたってからある事に気づくのです。

シーズン11の脚本には、「幽霊」という存在が何度か出てきました。
幽霊屋敷しかり、享を記憶喪失から助けた老人の霊しかり。

しかし、右京自身はあれほど熱望しながら幽霊に会う事はできませんでした。
そう、今回までは。


祝・右京さん初幽霊遭遇!!


なんと、シーズン11にして右京さんはようやく幽霊に会う事ができたのです。
しかし、右京さんはその事に気づくのでしょうか?案外何も知らぬまま終わってしまうような気がします。…でも、知ってもらいたい!!(笑)


・そういえばこの幽霊少女が甲斐次長が実は右京さんに花の里に悟って欲しかったと言っていましたが果たしてどうなんでしょう?
えー、あの次長が?と思いつつ幽霊で更に大人びた彼女のいう事なら案外当たってるのかもしれない。
今一つ甲斐次長という人も読めない人ではある…。


・次回はついに最終回。
この最終回では次長の本性が明らかになる…らしい?

次長はいったい右京をどうしたいのか?そして、享と次長の確執に何か進展はあるのか?

最終回まで目が離せません。




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相棒season11 第17話「ビリー」

・『相棒11』第17話の感想です。


・独身で無職の尾藤という男の他殺体が発見された。
所持品の財布や、100万円入りの銀行の封筒には手をつけられていない事から物取りでは無い怨恨の戦が疑われた。

また、右京の指摘により、尾藤がネットの交流サイト「Facegood」で複数の携帯電話を使い、「ビリー・ヘンリー」などの名前で複数の外国人になりすましていた事が判明。
指摘を受けた伊丹は非表示の「フレンドリスト」を見る為のIDとパスワードを知る為に、初夏に起こった事件が縁で知り合ったサイバー犯罪対策課の岩月に解析を依頼する。
別件の不正アクセス事件の捜査中だった岩月は協力を渋るが、伊丹の脅迫まがいの依頼で結局は協力する羽目に…。

判明したID・パスで早速アクセスしてみると、非表示になっていたのは二人の女性。
更に捜査の中で、尾藤が複数の携帯を使い、更に別の女性たちともネットで接触していた事がわかる。
尾藤の目的とは?そして彼は誰に殺害されたのか?


・今回は3月上映の映画「X DAY」で伊丹刑事の“相棒”となる岩月彬が登場。
言わば映画の「宣伝回」。

とはいえ、決して映画の登場人物を紹介する為だけの適当な作りのストーリーではなく、最後の最後まで「犯人探し」に没頭させられる中々面白いお話でした。
「犯人」自体もかなり意外な人物でしたし(思わず声を出して驚いてしまった)。

そして新キャラクター・岩月だけでなくお馴染みの登場人物たちの個性も強く発揮されていた面も好印象。
「杉下右京」初体験の岩月がいることで、久々に変人・右京さんを味わう事が出来ました(笑)

視聴者はすっかり今のカイト君のように慣らされてますが、やっぱり慣れてないと右京さんは相当「わけのわからない人」ですね…(^^;
しかも、事件に対する興味ばかりと思いきや、本気で靴そのものにも惚れこんでたとは…。思わずいつぞやのスーツの話を思い出してしまいましたよ。


・今回は映画の宣伝を踏まえている、ということで必然的に伊丹刑事が右京さんと一緒にいるシーンが多かったりするわけですが、そんな中で二人の意外な共通点が発覚。
それは、「女心が解らない事」

結婚詐欺に遭っていると思われる女性に対して何のクッションも無くあなたは結婚詐欺に遭いましたは無いわ~(苦笑)
しかも、二人目の女性にもいきなり真実を突きつけて気絶させるし。被害者なのに非難するような事も言うし。

芹沢君命名の「女心わからないブラザーズ」という名称はまさに言い得て妙。全く頓珍漢な二人と、極めて良識的な芹沢君と三浦さんとのやり取りが絶妙な笑いを生みます。


・その唐変木っぷりで何かと笑わせてくれた伊丹刑事でしたが、岩月が右京が依頼した一見無意味な仕事を渋った時『杉下警部は勝手な捜査をするが、意味のない捜査を頼む人じゃない』と庇ったシーンでちょっとジンときてしまいました。
伊丹は右京の捜査手法は認められなくても、その仕事ぶり事態は高く評価してるんですよね~。
やっぱりかっこいいな~イタミン。女心はわからないけど~。


・結果的に彼自身が抱えていた事件と繋がりがあったとはいえ、伊丹に無理やり巻き込まれた形の岩月でしたが、その態度は冷たいものの伊丹自身を結構を評価し信頼しているのはその会話の端々から感じる事ができる。
やり方が無茶苦茶な右京に協力したのも結局伊丹の言葉があったおかげみたいだし。

彼は何故伊丹をそこまで買ってるんだろう…と、まんまと映画を観に行きたくなっています!

凄いな~。
ほんと、今回映画の宣伝としては大成功じゃないですか?(笑)


次週、『相棒』の放送はお休み。
映画は2013年3月23日(土曜日)公開です!!

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相棒season11 第16話「シンデレラの靴」

・『相棒11』第16話の感想です。


・アポロン電気陸上部の監督・高木が何者かに殺害された。
事件の前日、享がスポーツクラブで偶然陸上部の次期監督に就任予定だったマラソンの元銀メダリスト桂馬麗子を見かけていた事から、右京が事件に興味を持ち現場へ行く事に…。

陸上部のスタッフによると、元銀メダリストではあるものの、アポロン電気陸上部を辞めた桂馬の監督就任には難色を示す者も多かったという。亡くなった高木も桂馬の監督就任は絶対にないといいきっていた。

しかし、右京たちが桂馬に事情を聴きに行くと、彼女は監督就任に乗り気だった。
それにもかかわらず、何故高木は桂馬の就任は絶対にないと言い切ることができたのか?

そして事件当時、享が目撃した桂馬はどこにいたのか?桂馬に殺人容疑がかかる中、右京たちが操作するうちにある意外な事実が明らかになる。


・ここのところ右京さんのみが目立つ展開が続いていたような気がしますが(あくまで私の印象)、久々カイト君が活躍していました。

ただし、若さを生かす体力仕事…。
しかもあれでは自分からできますよ~と買って出てしまったようなものだから仕方ない(^^;
まあ、ちゃんと真剣に取り組むのがカイト君らしいとは思いますが(別ルートも走るつもりだったみたいだし)

そういえばボクシングの回の時も自分からジムに飛び込んでトレーニングしてましたよね。
体力にはかなりの自信あり?


・それにしてもこれでもかというぐらい被害者の方が悪人…というかかなり下衆かった。

人を陥れる為にこっそりドーピング剤を飲ませたり、桂馬麗子の次期監督就任を邪魔する為だけに将来ある選手の選手生命を断つ事になってしまうような罠を仕掛けたり。
その罠の内容から暴力団関係者との交際も疑われる、相当に黒い人物。
スポーツの指導者どころか人の風上にも置けない。

勿論、右京さんの言うとおり殺人という手段をとらなかったとしても高木を告発する方法は他にもあったはず。
しかし、“犯人”が思わず手を下してしまうほど激昂したのも仕方がない気がする。

かつて自分を助けてくれた“犯人”を麗子が自分の身を危うくしてまで助けようとした気持ちもわからないでは無い。自分の為だけでは無い。この殺人やそれに伴う隠蔽が他人を想っての行動でもあるってところがなんとも切ないですね…。


・ただ救いは一人の将来ある少女が救われた事。
麗子の想いという“タスキ”はきちんと彼女に受継がれていったのでした…。


・そういえば課長が「暇か?」っていうの久しぶりだったんですね(^^;特命部屋は結構映るのでそうだったっけ?と、思ってしまいました。
あと、伊丹の「特命係の~」のフレーズも久しぶりだったような。
享への呼びかけは「こら!カイト」になったようですが(「坊ちゃん」から昇格したあたり、伊丹は結構享の事を認めてますよね。特命係だという事が玉に傷)


・来週はスピンオフ映画の登場人物が登場する、映画絡みの話?
と、なるとイタミンがそれなりに活躍しそうなので今から楽しみです♪




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相棒season11  第15話「同窓会」

ちょっと遅くなってしまいましたが『相棒11』第15話の感想です。


・右京と享が歩いていると、一人の老人から「吉村君ではありませんか」と突然声をかけられた。
その老人、岩田は元教師で、40年前顧問をしていた写真部の元部員たちの同窓会に出席するところだった。
どうやら岩田は右京を会を欠席する吉村と勘違いしているらしい。

元部員たちに頼まれた右京は吉村になり済ましてその同窓会に出席する事になってしまう。

会場の日本料理店で右京も交え会は和やかに進み、元部員たちはそれぞれ岩田にプレゼントを渡していく。しかし、右京は一つだけプレゼントが余っている事に気づく。どうやら欠席した吉村が店に預けていったものらしかった。
当然吉村役を務める右京が岩田に渡そうとするが、中身には怪しげなコードが…。入っていたのはなんと爆発物だった。

右京の機転で事なきを得たが、岩田が体調を崩し、出席者の一人、辻がその騒動のなかで倒れてしまう。
早速捜査が始まり、今日欠席だった吉村について尋ねるが、彼がこのような事件を起こす動機も見当たらず、事情聴取の中で40年前撮影旅行に行った際、副顧問だった先生が崖から転落して亡くなっていた事が発覚。

また倒れた辻のポケットから「姫小百合」を名乗る人物の短歌が載った新聞の切り抜きが見つかった。
40年前の事故死事件。そして今回の騒動がどのような繋がりを見せるのか?
右京と享は捜査を始める。


・お互いに心の中に秘密と後悔を持って40年間を過ごした先生とかつての教え子たち。

生徒たちは自分たちの企てた些細ないたずらから憧れの寿子先生を死に至らしめたという後悔の念を抱き続け、岩田は当時交際していた寿子と喧嘩をし、寿子が仲直りの為自分たちの思い出の花「姫小百合」を撮影しようとして崖から足を滑らせたと知って、自分が彼女を殺したのだとずっと後悔していた。

お互いに本当の事を言わなければ思いながらも言えずにいるなかで進んだ「同窓会」。
そこで発生した「爆破未遂事件」が事態を妙にややこしくしていく…。


・実は初っ端の爆破事件の事よりは後悔を抱えた教師と生徒たちの抱えていた謎解きがストーリー上のメイン。
隠してたものが右京によって解かれ、真相を話す事ができずにいた岩田の重みを取り去る結構綺麗な脚本…だと思うんですが、爆破事件の犯人が意外なところから唐突に出てきた印象なのがちょっと…(いや、伏線は一応あったけど)。
それに犯人のあの壊れた感じもちょっと過剰だったような気もする。他者への迷惑にも思いたらないほど思いつめていたという事だったんだとは思うけれど…。

でも、最後の岩田先生が右京に真相を告白するシーンは近藤正臣さんの演技も相まって胸にせまるがありました。
最終的には誰も死ぬ事は無く、後悔を抱えていた全員が胸の重荷を下ろす事ができたという結末も良かったです。


・でも、個人的には岩田先生が話した、寿子先生が姫小百合を撮影中に転落したという事故の真相も苦しいような気がする(生徒を捜しに行った先生が捜索そっちのけで撮影をしていたというのがどうも…)。
もしかしたら案外岩田先生が思い至った真相は先生の後悔から来る思い込みで、本当に足を滑らせただけなんじゃないかと思ってしまう。


・でも、岩田先生にとっては、彼女に素直に謝ることができないまま死なせた事こそが重大で、本当の真相(…変な言葉)がどうあれ、「彼女を死なせた」という思いには変わりはなかったかも…。

うーん。上手く言葉にできませんが。


・それにしても仲川さんがあんな事をしていなければ、事態はここまでややこしくなってなかったかもしれない。
(仲川さんも口では色々言いつつも、心の中では後悔を抱え続けていたのが意外でしたが。その点はいい人だった。因果応報な目には遭ったけど)



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